鉄道用語辞典「さ行」

さよなら運転

引退する車両や廃線となる路線のお別れイベントのこと。特別なヘッドマークが掲出されたりする。

伊豆急行 200系 「さよなら運転」

ジョイフルトレイン

国鉄やJRグループが団体専用列車などに使うために所有している鉄道車両のことです。1983年に、国鉄東京南鉄道管理局が製作した「サロンエクスプレス東京」という欧風列車が始まりです。外見や内装が一般的な列車と大きく異なる特別な車両で構成されています。イベントや観光などで利用され、乗客に特別な体験を提供します。

スイッチバック

急勾配な山岳地帯で使われる、列車が進行方向を変えるための特殊な軌道。坂道を効率的に登るための技術的なソリューションです。

JR西日本 DE10形 「奥出雲おろち号」

スイッチャー

貨車を移動させるための装置。主にディーゼルエンジンやモーターを搭載した小型機関車のことを差します。

日本石油伊那専用線 DB15

スーパー特急方式

高速鉄道の一形態で、高規格新幹線路線に在来線走行できる列車を走らせるものをいいます。設備面はフル規格新幹線に匹敵しますが、線路の軌間は1435ミリではなく在来線と同じ1067ミリが採用されたり、最高速度が200km/hに抑えられているのが特徴です。秋田・山形新幹線の「ミニ新幹線」の逆。北陸新幹線では検討されたものの実際に導入の事例は日本d根はありません。

JR西日本 W7系 新幹線

スタンションポール

車内に設置された立客用の支持ポールです。混雑時に乗客が支えになることで、安定した乗車を支援します。特に混雑度が高い路線の電車では多く見ることが出来ます。

スラブ軌道

鉄道の軌道構造の一つで、コンクリート製の大きな板(スラブ)を用いて軌道を形成する方式。耐久性やメンテナンスの容易さが特徴です。

セミクロスシート

座席配置の一つで、向かい合う2席が通路を挟んで配置される。座席の幅を広く取れるため、快適な座席が提供できます。

国鉄 111系クハ111 湘南色

座席

列車内に設置された座るための席。乗客の快適な移動や休憩を支えます。

JR東日本 50系オハ50形

座席指定券

特定の座席を指定して購入する乗車券。指定された席に座ることができます。

JR四国 5000系5105 「マリンライナー」
JR四国 5000系5105 「マリンライナー」JR四国 5000系5105 「マリンライナー」のデータ■車両サイズ|全長 20m 全高 4.12m 全幅 2.95m |■軌間:1067mm■台車:軸梁式ボルスタレス台車S-DT63(5000形)・S-TR63(5200形)・S-TR64(5100形)  ■電力方式:直流1500V(架空電車線方式)■機関(エンジン・電動機):SMT102B型かご形...

座席指定席

特定の席が指定されている座席車両。乗客が事前に席を予約して利用します。

JR四国 5000系5101 「マリンライナー」

座席車

一般の列車とは異なり、座席が設置された専用の車両。長距離列車などで利用されます。

国鉄 20系ナハ20形

最急行

特定の駅間を最短時間で結ぶ列車。停車駅を限定し、迅速な移動を実現します。

最高速度

列車や車両が運行可能な最大速度。車両の性能や路線の条件によって異なります。

国鉄 151系 「こだま」 高速度試験車

最長片道切符

特定の区間に限らず、一方向の片道運賃が含まれた切符。旅行や移動に便利です。

在来線

新幹線や特急を除く、一般的な鉄道路線。既存の鉄道路線を指します。

国鉄 485系 「つばさ」

撮影イベント

一般には鉄道事業者や提携する旅行会社が企画するイベントのこと。普段は見れない、撮れない場所から撮れるという事もあってどれも人気。ただツアー形式は参加費がやや高め。

三線軌条

三線軌条(さんせんきじょう)は、鉄道の線路の一形態で、軌間の異なる車両を同じ線路上で運行するために使用されます。通常、1本の共通のレールと、それぞれの軌間に応じて敷設された2本のレールで構成されます。この方式は三線軌道(さんせんきどう)または三線軌(さんせんき)とも呼ばれます。

JR貨物 EF81形450番台

山岳鉄道

山岳地帯を走行するために設計された鉄道。急勾配やカーブに対応し、美しい景色を楽しむことができます。

箱根登山鉄道 1000形「ベルニナ」新塗装

四線軌条

鉄道の線路の一形態で、軌間の異なる車両を同じ線路上で運行するために使用されます。中心を合わせた2組、合4本のレールが敷設されます。

十勝鉄道 DE10形

始発

列車が運行を開始する駅や時刻。最初の出発地点を指します。

始発列車

特定の路線で、運行を開始する最初の列車。朝などに利用されることが多い。

子鉄

鉄道が好きな子どもの事。大抵は親も一緒にハマる。

市電

市街地を走る路面電車。都市内のアクセスや短距離移動に利用されます。

仙台市交通局 モハ100形

指定席

特定の座席が予約されている席。指定席の切符を購入することで利用できます。

JR九州 キハ220形 「なのはなDX」

指定席券

指定された座席を利用するための切符。列車内で指定席を利用する際に必要です。

JR東日本 E721系 指定席車

支線

主要な路線から分かれて伸びる、副次的な路線。地域内のアクセスを支えます。

国鉄 205系0番台 南武線

私鉄

私有の企業が運営する鉄道。国や地方自治体とは異なる運営主体です。

近畿日本鉄道 1620系

私有貨車

鉄道会社以外の企業が所有し、鉄道で貨物を輸送するための車両。

JR貨物 シキ800形

試験車

新しい車両や技術の試験を行うための専用車両。性能や安全性の確認に使用されます。

国鉄 EH10形 高速試験車

歯車車

急勾配や山岳地帯を走行するために、車輪と歯車を組み合わせて動力を伝える車両。

鉄道省 ED40形

事業用車

線路や設備の保守・修繕などの事業活動に使用される車両。荷台や作業スペースを備えています。

JR西日本 R600形 確認車

時刻表

列車の発着時刻や運行情報を示す表。乗客に正確な情報提供を行います。

磁気浮上式鉄道

車両と軌道との間に磁力を利用して浮上する方式の鉄道。摩擦を極限まで減少させ、高速移動を実現します。

JR東海 L0系 改良型試験車 リニアモーターカー

自動ドア

列車や駅の出入口に設置されるドアで、乗降をスムーズに行うための装置。センサーや制御により自動的に開閉します。

JR東海 313系3000番台

自動解結装置

車両同士の連結を自動的に解除する装置。急行列車の一部に導入され、乗換を迅速に行います。

自動改札機

駅の入口や出口に設置され、ICカードやQRコードなどを用いて乗降管理を自動化する装置。効率的な乗車手続きを支援します。

自動空気ブレーキ

列車のブレーキを自動的に制御する装置。ブレーキングを円滑に行い、安全な運行を支えます。

国鉄 レサ10000形

自動券売機

駅などに設置された機械で、乗車券や切符を自動で発売する装置。24時間利用可能な便利な販売手段です。

自動列車保安装置

列車の安全を確保するために導入される自動制御装置の総称。列車の安全運行をサポートします。

車扱貨物

鉄道で輸送される車両ごとの荷物や貨物。特に自動車やトラックなどが該当します。

車運車

列車の一部として自動車を輸送するための車両。自動車の持ち主が同乗して移動する場合もあります。

JR貨物 ク5000形 トリコロール色

車止め

駅のプラットホームなどに設置され、列車が停車する位置を示す物。安全な乗降を支援します。

車軸発電機

車軸の回転エネルギーを電力に変換し、列車の電力供給に利用する装置。

車掌

列車内で乗客の案内や乗車券の確認、安全確認を行う乗務員。

国鉄 コキフ50000形

車掌スイッチ

列車のドアや案内表示を制御するためのスイッチ。車掌が操作します。

車掌車

列車の車両の中で、車掌が業務を行うスペースを持つ専用車両。

JR貨物 ヨ38000形

車側灯

列車の側面に設置される灯火。ドア開閉や列車安全確保に役立ちます。

小田急電鉄 10000系 「ロマンスカーHiSE」

車体傾斜式車両

カーブでの遠心力を緩和するため、車体を傾けて走行する車両。高速列車などで採用されます。

https://pepar.net/国鉄 591系 振子式試験車

車体装荷カルダン駆動方式

車輪から発生する騒音や振動を軽減するため、車体と駆動装置を柔軟に結合する方式。

車内チャイム

列車内でのアナウンスや乗車案内、ドアの開閉などを知らせるための音声チャイム。

車内案内表示装置

列車内に設置されるディスプレイや表示板。次の停車駅や運行情報を提供します。

車内広告

列車内で商品やサービスを広告するための掲示物。車内の広告スペースに表示されます。

車内信号

列車内に設置される信号機。車掌や運転士に運行指示や情報を伝えるための装置。

車内販売

列車内で飲食物や商品を販売するサービス。長距離列車などで提供されることがあります。

JR西日本 N700系 新幹線 「のぞみ」

車内非常通報装置

乗客が緊急時に使用し、列車内の運転士や駅員に警報を送る装置。安全確保を支援します。

車内放送

列車内で運行情報や案内などを乗客に伝えるための音声放送。快適な乗車をサポートします。

車両運用計画

車両の運用スケジュールやルートを計画するプロセス。効率的な運行を目指します。

車両解体

使用が難しい古い車両を解体し、部品や資材を再利用する処理。

車両基地

列車の点検・保守・駐車などを行うための施設。車両の拠点となります。

関東鉄道 キハ5020形 水海道車両基地公開イベント

車両限界

車両が通過可能なトンネルや橋などの最大寸法。車両の設計に影響を与えます。

国鉄 コヤ90形 車両輸送限界測定用試験車

車両車両優先交換

列車同士の優先交換を行う際、車両同士を交換する方法。スムーズな運行を支えます。

車両洗浄装置

列車の外装を洗浄するための設備。外見の清潔さを維持するために使用されます。

車両線

車両の点検や洗浄、保守作業などを行うために設けられた専用の軌道。

車両台帳

鉄道会社が所有する車両の情報を記録する帳簿。保有車両や状態の管理に用います。

車両番号

各車両を識別するための番号。車両管理や運行管理に使用されます。

車両優先信号

車両の運行を優先させる信号。車両のスケジュールを支援し、効率的な運行を促進します。

車輪

列車が軌道を進むための円筒状の部品。鉄道車両の車輪はレールとの摩擦によって運動します。

車輪研磨

車輪の表面を研磨して均等な摩耗を促進し、車輪の寿命を延ばす作業。

車輪交換

摩耗した車輪を新しいものに交換する作業。安全性と運行のために行われます。

車輪削り

列車の車輪の摩耗を修正するための作業。安全な運行のために定期的に行われます。

弱冷房車

一部の座席や車内が冷房の供給が弱い車両。快適な温度を提供するための工夫です。

主制御器

列車の速度やブレーキなどを制御する装置。運転士が操作し、安全な運行を担保します。

主電動機

列車を駆動するための電動機。電力を受けて車輪を回転させ、走行動力を生み出します。

手ブレーキ

運転士が手動で操作するブレーキ。非常時や停車時に使用され、安全な停止を支援します。

国鉄 43系スハフ42形

首都圏色

通称「タラコ」。朱色一色のキハは鉄道ファンなら誰しも知っているはず。復刻色として見かけることが多いかも?なお、103系オレンジとは色合いがちょっと違う。

国鉄 キハ48形 首都圏色

周遊きっぷ

特定のエリア内で自由に乗り降りできる切符。観光や旅行に便利です。

修学旅行列車

学生が学習や視察を目的として利用する特別な列車。教育的なプログラムが提供されます。

国鉄 155系「きぼう号」

終着駅

路線の終点となる駅。列車が停車し、乗客はここで降ります。

終電

一日のうち、最後に運行される列車。終電を逃すとその日は移動できなくなることがあります。

終夜運転

深夜から早朝まで列車を運行すること。24時間運行の一環として行われることがあります。

習熟運転

運転士が訓練を受け、車両の操作やルートを習得する訓練過程。

JR東日本 103系 松戸訓練車

集札

車内で乗車券の確認と集金を行う乗務員の業務。乗客の正規の切符を確認します。

集電装置

列車が走行中に電力を供給するために架線から電力を受け取る装置。

集電方式

列車が電力を供給するために架線から電力を取得する方法。主にパンタグラフやシューを使用します。

JR東海 371系「あさぎり」

従輪

車輪のうち、車両の前後に設置される車輪。安定した走行を支えます。

鉄道院 5形 改造車 蒸気機関車

重連運転

重連運転は、2台以上の機関車や電車を連結して運行することを指します。複数の車両を連結することで、長大な列車や急勾配区間の運行を可能にし、牽引力や走行安定性を向上させます。特に重い貨物列車や勾配の多い路線で見られる運転形態です。

国鉄 EF65形1000番台 「あけぼの」

出札

出札は、鉄道駅で乗車券の販売や運賃の収受、案内業務を行う駅員のことを指します。乗客が切符を購入し、乗車する際に出札窓口で対応が行われます。乗車の円滑な手続きや案内を支援し、鉄道利用者にとって重要な役割を果たします。

循環列車

循環列車は、一定の経路を往復して運行する列車のことを指します。特定のルートを繰り返し運行するため、観光地や遊園地へのアクセスなどで利用されることが多いです。同じ駅間を何度も行き来する運行パターンを持つ列車です。

準快速

準快速は、急行列車と普通列車の中間に位置する、停車駅を制限した高速運行の列車です。急行と比べて停車駅数は多く、普通列車よりも速く走行することが特徴です。長距離移動や主要駅間のアクセスをスムーズにするために運行されます。

準急列車

準急列車は、急行列車と普通列車の中間に位置する、比較的短距離の列車です。主要駅や需要のある駅に停車し、急行列車よりも少ない駅で停車することが特徴です。通勤や通学、地域間のアクセスに利用されます。

国鉄 キロ25形 準急色

準高速鉄道

準高速鉄道は、高速新幹線と在来線の中間に位置する高速列車のことを指します。高速新幹線よりも速い運行をする一方で、新幹線ほどの高速運転が求められない区間で運行されます。主に地域間のアクセスや通勤列車として運行されます。

準特急

準特急は、特急列車と急行列車の中間に位置する、広域のアクセスや観光地への移動を支援する列車です。停車駅を制限し、比較的高速な運行を行います。主要駅と地方都市を結ぶ交通手段として重要な役割を果たします。

京王電鉄 8000系

純電気ブレーキ

純電気ブレーキは、電車が走行中に発生する運動エネルギーを電気エネルギーに変換して消費するブレーキ方式です。列車の速度を制御し、ブレーキ時に発生するエネルギーを有効に利用して電力消費を削減します。

初乗り運賃

初乗り運賃は、鉄道や公共交通機関の乗車券を購入する際に支払う最初の運賃のことを指します。駅からの出発点で支払う運賃であり、その後の距離や区間による追加運賃が異なる場合があります。

女性専用車両

女性専用車両は、女性の利用者が安心して鉄道を利用できるように設けられた車両です。混雑時に女性にとって快適な空間を提供することを目的としており、一部の列車や時間帯に設定されています。

大阪メトロ 30000系 「にゃんばろうトレイン」

除煙板

除煙板は、蒸気機関車の煙突から出る煤煙や火花を飛散させないために設置される装置です。周囲の環境や火災防止のために用いられ、煙道からの排煙を制御します。

大井川鉄道 C11形190号機 門鉄デフ 機関車

捷運

捷運(シェンメン)は、台湾を中心に用いられる鉄道や地下鉄の呼称です。台湾の都市部を中心に広く運行されており、都市の交通手段として重要な役割を果たしています。捷運は、混雑した道路環境や都市部の交通渋滞を緩和し、効率的で快適な移動を提供します。地下や高架など様々な区間で運行され、台湾の都市交通の要となっています。捷運は地下鉄と同様に、駅での乗車券の購入やICカードでの支払い、自動改札機などを導入して効率的な運行を実現しています。

台北捷運  VAL256形(Taipei Metro VAL256)

上下分離方式

上下分離方式は、駅のプラットフォームを利用して列車の乗降を行う際に、乗客の降車と乗車を別のエリアで行う方式です。プラットフォームの一部を降車専用エリアとし、別のエリアを乗車専用エリアとして分けることで、乗客の流れを効率化し混雑を軽減します。主に駅の大規模化や混雑対策の一環として導入されます。

上野懸垂線

2024年に廃止となる上野動物園内のモノレールのこと。「上野モノレール」や「動物園のモノレール」と呼ばれることが多い。懸垂線と呼ぶのは鉄な人だけ?

上野動物園モノレール 40形

乗換駅

乗換駅は、複数の列車路線が交差・接続する駅のことを指します。異なる路線の列車が同一の駅で乗り換えることができるため、交通の便を向上させます。乗換駅では、乗客が効率的に異なる列車に乗り換えられるように案内や接続時間の調整が行われます。

乗車カード

乗車カードは、ICカードや磁気カードなどを使用して鉄道や公共交通機関を利用する際に使用されるカードです。事前にカードにチャージした金額を利用して乗車券代金を支払い、改札機を通過することで乗車が可能です。乗車カードは再利用が可能で、繰り返しの利用が容易です。

乗車券

乗車券は、鉄道や公共交通機関を利用する際に購入する切符のことを指します。所定の運賃を支払うことで、指定された区間や距離に乗車する権利が与えられます。運行会社によって異なる種類やタイプの乗車券が存在し、利用者のニーズに合わせて選択することができます。

乗車整理券

乗車整理券は、混雑する列車やイベント時などに乗車待ちの順序を整理するために発行される券です。列車ごとに定員が決まっている場合や、乗車できる人数が限られている場合に使用されます。整理券を持つことで、順番を守って乗車できるようになります。

蒸気ディーゼルハイブリッド機関車

蒸気ディーゼルハイブリッド機関車は、蒸気機関車とディーゼル機関車の特性を組み合わせた機関車です。蒸気とディーゼルの両方のエネルギー源を利用して走行し、効率的な動力を実現します。燃料効率の向上や環境への配慮が考慮された設計となっています。

蒸気ブレーキ

蒸気ブレーキは、蒸気機関車で使用されるブレーキ方式です。蒸気機関車の運転中に発生する蒸気を用いて、列車を減速や停止させるために使用されます。蒸気をブレーキシリンダーに導入してシリンダー内の圧力を上昇させ、ブレーキシューを車輪に押し付けることで制動力を発揮します。

蒸気機関車

蒸気機関車は、蒸気を発生させてエネルギー源として使用し、蒸気の圧力を利用して車輪を駆動する機関車です。19世紀から20世紀初頭にかけて広く使用され、鉄道の発展に大きく貢献しました。現代では主に保存鉄道や観光列車などで運行されることがあります。

蒸気機関車牽引列車

蒸気機関車牽引列車は、蒸気機関車によって牽引される列車のことを指します。蒸気機関車が車両を牽引する力を提供し、蒸気機関車の特有の蒸気や音の魅力を楽しむことができる運行形態です。保存鉄道やイベントなどで見ることができます。

殖民軌道

殖民軌道は、かつてアフリカやアジアなどの植民地地域で建設された鉄道のことを指します。これらの鉄道は、植民地の開発や資源の輸送、統治の一環として建設されました。欧州列強によって建設されたり、現地の労働力を動員して作られたりしました。殖民軌道は、植民地地域の経済開発や交通インフラの整備に貢献した一方で、植民地支配の象徴としても捉えられることがあります。現在では一部が保存され、歴史的な価値を持つ遺産として保護されています。

職用車

職用車は、鉄道会社や施設管理者などが保線や点検、修繕などの作業を行うために使用する特殊な車両です。レール面の状態確認や設備の点検を効率的に行うための設備を備えており、鉄道インフラの維持管理に重要な役割を果たします。

食パン

中間車に運転台を増設した、いわゆる先頭車改造された電車のこと。切り妻型と言うか絶壁型のものを指す。

JR西日本 419系クモハ419形 北陸色

信号場

信号場は、列車の行き違いや交換などを行うために設けられる区間です。列車同士が通過することを可能にするため、信号機や転轍器などの設備が設置されています。交通の調整や運行管理に重要な役割を果たし、列車の運行を円滑にするために必要な要素です。

信号保安

信号保安は、鉄道において安全な運行を確保するためのシステムや手段を指します。信号機やポイントなどの設備を適切に制御し、列車同士の安全な距離を保つことで事故や衝突を防止します。近年では自動化技術やデジタルシステムの導入によって信号保安の向上が進んでいます。

寝台券

寝台券は、寝台車や寝台列車を利用する際に購入する切符のことを指します。長距離の移動や夜行列車の利用時に、寝台を確保して快適に旅をするために使用されます。寝台券には個室タイプや寝台車内の座席指定券など様々な種類があります。

寝台車

寝台車は、夜行列車などで利用される車両で、乗客が寝るための設備を備えています。個室や寝台席、洋室や和室などのタイプがあり、長距離移動時に利用されます。寝台車内ではベッドやシート、トイレなどが完備されており、快適な移動が可能です。

寝台列車

寝台列車は、夜間に運行される列車で、乗客が寝台車内で休息や睡眠をとることができるサービスを提供するものを指します。長距離の移動に便利で、個室や寝台席、車内食堂などが設置されていることがあります。

振り子式車両

カーブでの遠心力を緩和するため、車体を傾けて走行する車両。高速列車などで採用されます。

JR四国 2000系量産車 「南風」

振り子式車両

振り子式車両は、列車が曲線区間で安定した運行を行うために、車体を傾ける技術を備えた車両です。車体の傾斜により、曲線通過時の遠心力による横揺れを抑え、快適な走行を実現します。高速列車や特急列車などで使用されています。

振替輸送

振替輸送は、災害や事故などの影響で列車の運行が中断した場合に、代替手段としてバスやタクシーなどを利用して乗客を目的地まで運ぶサービスを指します。運行の安全確保や利用者の利便性向上を図るために行われます。

新快速

新快速は、地域鉄道や近郊電車で運行される、特定の駅間を優先的に停車する急行列車のことを指します。通勤や通学などで利用され、主要駅と主要駅を結ぶ役割を果たします。従来の急行列車と比べて停車駅数が少ないため、所要時間の短縮が図られます。

JR西日本 117系100番台 新快速色

新幹線

新幹線は、日本の高速鉄道のことを指し、高速で運行される特急列車の一種です。世界的にも高い技術力で知られ、東海道新幹線や東北新幹線などが有名です。安全性と高速運転が特徴であり、日本国内外から多くの乗客を魅了しています。

JR西日本 0系 新幹線「ウェストひかり」

新幹線車両

新幹線車両は、新幹線で使用される高速列車の車両のことを指します。空力や走行安定性の向上、乗客の快適性などを考慮して設計されており、各系統ごとに異なるデザインや機能を持つものがあります。新幹線車両は、先頭車両と中間車両で構成され、動力集中方式を採用しています。また、バリエーション豊かな座席やサービスを提供し、長距離の移動に快適さをもたらしています。

JR西日本 100系 新幹線 「こだま」 フレッシュグリーン色

新交通システム

新交通システム(New Transit System、略称新交通など)は、都市部や観光地などで導入される、低コストで短距離を効率的に運行するための交通システムです。小規模な軌道やケーブルカー、モノレールなどが含まれ、地域のアクセス改善や混雑緩和を目的としています。 新交通など)は、都市部や観光地などで導入される、低コストで短距離を効率的に運行するための交通システムです。小規模な軌道やケーブルカー、モノレールなどが含まれ、地域のアクセス改善や混雑緩和を目的としています。

横浜新都市交通(横浜シーサイドライン) 1000系
横浜新都市交通(横浜シーサイドライン) 1000系 画像出典:wikipedia基礎データ横浜新都市交通が所有する新交通システム用の車両です。1988年の開業時より運行されていましたが、2000系の登場により2014年に全車引退となりました。■車体サイズ長さ8m高さ3.28m幅2.38m軌間1700mm■最高速度60km/h■運用年📅1988~2014年5月19882014■製造数🚃17編成85両...

新性能電車

新性能電車は、鉄道車両の性能向上を図るために開発された車両を指します。軽量化や省エネ設計、快適性向上などが取り入れられ、高速運転やエコロジーへの配慮が特徴です。最新の技術や素材を用いて、鉄道サービスの向上が図られています。

真空ブレーキ

真空ブレーキは、列車の減速や停止を行うためのブレーキ方式の一つです。車両内の空気を排気し、車両とレール間の空気圧差を利用してブレーキ力を発生させます。安全性が高く、急ブレーキをかける際の応答性が良いため、多くの鉄道車両で採用されています。

人車軌道

人車軌道は、人力で動かす車両が軌道を通じて運行される交通手段を指します。歴史的には馬車や人力車などが運行されてきましたが、現代では観光地やレジャー施設などで保存・運行されていることが多いです。

垂直カルダン駆動方式

垂直カルダン駆動方式は、車両の車輪とモーターを連結する方式の一つです。この方式では、モーターが車輪に直接取り付けられ、車輪の駆動力を効率的に伝達します。特に電車の高性能化や高速運転において使用されることがあります。

水運車

水運車は、液体の輸送に特化した貨車で、液体貨物(例: 水、石油、化学物質)を運ぶ際に使用されます。タンク形状の車両で、内部に専用のタンクが設けられています。これにより、液体貨物を安全かつ効率的に輸送することができます。

鉄道省 ミ10形 水運車

制御車

制御車は、列車の運転を行う運転台を持たない車両で、運転席や制御装置を他の車両に提供する役割を持ちます。多くは電車の編成内に含まれ、先頭車や中間車として配置されています。運転手は制御車から列車全体を運転することができます。

鉄道省 40系クハ55形

制御電動車

制御電動車は、電車の編成内において制御装置としての機能と電動機を備えた車両です。他の電動車や制御車と連携して、列車全体の運転や加速、減速を行います。列車のエネルギー効率や運行性能を向上させる役割を果たします。

鉄道省 40系モハ40 ぶどう色

制動手

制動手は、列車の運転士のうち、列車の制動操作を担当する人物を指します。急ブレーキ操作や減速など、列車の速度を制御する役割を果たします。安全な運行に欠かせない役割であり、運行中には様々な状況に応じて制動操作を行います。

制輪子

制輪子は、車輪の軸受けを支える装置の一部で、車両が曲線区間を通過する際に、車輪の摩擦や側方力による摩耗を防ぐ役割を果たします。車両の安定性を保つために重要な部品であり、車輪と軌道の間の接触面を適切に保持します。

整備新幹線

整備新幹線は、新幹線車両の保守点検や修繕を行うための設備を備えた鉄道路線です。車両の点検や清掃、部品の交換などが行われ、車両の安全性や性能を維持する役割を果たします。通常は営業路線から外れた施設内で行われます。

JR西日本 0系 新幹線「ウェストひかり」

青春18きっぷ

青春18きっぷは、JRグループが提供する、18歳以上の利用者を対象とした1日乗車券です。1人1日の間にJRの在来線や一部の特急・快速列車を自由に乗り降りできるため、全国各地を手軽に旅行することができる人気のチケットです。

青大将色

国鉄時代、EF58や客車群で使用された淡緑色のこと。長大な編成が走る姿が蛇のアオダイショウに似ていることから。

国鉄 EF58形 特急色(青大将色)

青電

特に昭和時代に活躍した青色の鉄道車両の愛称。京成、名鉄などが有名。阪神のは青電というより青胴車と呼ばれる。

京成電鉄 3300形「青電復刻色」

青胴車

阪神電鉄の各駅停車の電車のこと。ジェットカー。

阪神電鉄 5000系(初代)

静止形インバータ

静止形インバータは、交流電源を直流電源に変換する装置で、電車や地下鉄などの鉄道車両で使用されます。交流電源を利用する鉄道線区と直流電源を利用する鉄道線区の間での電力供給の違いを調整し、安定した電力を供給します。

東京都交通局(都営地下鉄) 6000系

静態保存

静態保存は、歴史的な鉄道車両や施設などを保存し、後世に伝えるために展示・保管されることを指します。保存対象の車両や施設は、そのままの状態で保存され、歴史的な価値や技術的な意義を伝える役割を果たします。

北大阪急行電鉄 8000系 「ポールスター」 静態保存車

石炭車

石炭車は、石炭などの固体燃料を輸送するために使用される貨車です。荷台に石炭を積載し、火力発電所や産業施設へ供給される際に利用されます。石炭の供給を効率的に行うために、大容量の石炭車が使用されることもあります。

釧路臨港鉄道 セキ6000形

赤胴車

阪神電鉄の優等電車のこと。青胴車とは逆に赤色で塗られたことから。

阪神電鉄 3011系

雪かき車

雪かき車は、冬季に雪の降る地域で使用される、鉄道線路上の雪を除去するための特殊な車両です。大量の雪を線路から除去し、運転安全を確保する役割を果たします。雪かき用のブレードや装置を備えており、除雪作業を行います。

弘南鉄道 キ100形104

先輪

先輪は、車両の前部に設置される車輪で、主に方向を制御する役割を持ちます。鉄道車両の前後に配置される車輪で、曲線区間やポイント(分岐器)の通過時に軌道の形状に合わせて方向転換を行います。

専用貨物列車

専用貨物列車は、特定の貨物の輸送を専門に行う列車のことを指します。一つの列車で一種類の貨物を大量に輸送するため、運輸効率を高めることができます。石油や鉱石、自動車など、さまざまな種類の貨物に対応した専用列車が運行されています。

新日鉄八幡製鉄所 45DD形

専用軌道

専用軌道は、特定の目的に合わせて敷設される軌道のことを指します。一般の鉄道線路とは異なり、特定の産業施設や工場、鉱山などへの貨物輸送を目的として建設されることが多いです。専用軌道は、その地域の輸送ニーズに合わせて設計されます。

安中運輸 DD35形

専用鉄道

専用鉄道は、特定の目的に合わせて運行される鉄道のことを指します。一般の旅客輸送とは異なり、特定の工業施設や観光地などへの輸送を目的として運行されることがあります。一般に、限られた範囲で運行されるため、特定の需要に合わせた運行スケジュールや車両が用意されます。

安中運輸 DD35形

線形

線形は、鉄道の線路や軌道の形状や傾斜などを示す言葉です。線形が適切でない場合、列車の運行や走行が困難になる可能性があります。線路の曲線や坂など、列車の安全な運行に影響を及ぼす要因を含みます。

線路

線路は、鉄道車両が走行するためのレールと、その下に敷かれた軌道の組み合わせを指します。線路は鉄道車両の車輪と連動して安定した走行を支え、列車の移動や運行を可能にします。線路には直線区間や曲線区間、分岐器などが含まれます。

線路使用料

線路使用料は、鉄道事業者が鉄道線路を利用する際に支払う料金を指します。路線の使用権やメンテナンスなどの費用を補填するために徴収されます。利用者や列車の種類、距離などに応じて異なる料金体系が存在します。

線路設備モニタリング装置

線路設備モニタリング装置は、鉄道線路の状態や異常を監視するための装置です。線路上に設置され、振動や変位、温度などのデータを収集し、適切なタイミングで保守や修繕を行うための情報を提供します。線路の安全性と運行の効率化に貢献します。

線路閉鎖

線路閉鎖は、鉄道の特定の区間や線路を一時的に運行停止することを指します。工事や保守作業、事故対応などのために線路を閉鎖し、安全確保や作業効率の向上を図ります。閉鎖中は列車の運行が停止されるため、乗客に影響がある場合があります。

線路容量

線路容量は、特定の区間や路線が一定期間内にどれだけの列車を収容できるかを示す指標です。線路上を運行する列車の本数や種類、運転間隔などによって影響され、線路の運用計画や運行管理において重要な要素となります。

選択乗車

選択乗車は、一部の特急や準特急列車において、予約席を利用しないで自由に座席を選びながら乗車する方法を指します。予約制と異なり、当日券を購入して座席を選ぶことができます。選択乗車を利用する際は、空席状況を確認しながら列車に乗ることができます。

前照灯

前照灯は、鉄道車両の前部に設置された灯火で、夜間やトンネル内での視認性を確保する役割を持ちます。列車が接近することを他の列車や人々に知らせ、安全な運行をサポートします。前照灯は列車の形態や国によって異なるデザインや規格が存在します。

操車場

操車場は、鉄道車両を整理・配置するための施設です。列車の編成や分割、転車台を用いた車両の向き変更などが行われ、効率的な列車運行や車両の保守を支援します。主に駅や車両基地に設置されます。

操重車

操重車は、鉄道車両の重量を計測するための車両です。線路上を移動しながら、車輪の圧力や重量を測定し、車両の負荷や荷重の均等性を確認します。車両の安全性や走行性能の向上に貢献します。

JR東日本 KCR810N 操重車

総括制御

総括制御は、電車などの鉄道車両において、先頭車以外の車両を制御するための方式です。先頭車に運転士が乗り、後続の車両も先頭車と同様の操作を受け付けて制御されるため、一つの運転士で複数の車両を操作することができます。これにより、車両間の運転差を少なくし、運行の安定性と効率を向上させることができます。

装甲列車

装甲列車は、鉄道車両が武装や防御装置を施された特殊な列車です。主に軍事目的で使用され、兵員や物資の輸送、戦闘や警備活動などに利用されます。歴史的には戦時中に多く使用されましたが、現代では民間の特殊な要求にも対応するために使用されることがあります。

増解結

列車の増結は、列車の車両数を増やすことを指し、逆に解結は車両数を減らすことを指します。増解結は需要に応じて列車の大きさを調整するために行われ、運行計画の柔軟性を持たせるための重要な操作です。

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