【レビュー】Xiaomi 15 Ultra ~これ1台で万能!?子育て世代向けカメラに~

Xiaomi 15 Ultra買いました。コレ凄いです。写りが。

…と書いててなんですが、実を言うと最初は期待ハズレな部分もあったんです。
届いてアレコレ撮ってみて「あー、簡単に綺麗に撮れるな」みたいな感じで。
初めて一眼で撮った時のその一瞬を切り取るような1枚とか、ちょっといいレンズにしたときの被写体を浮かび上がらせるような描写とか。そんな最初の感動ってそこまで無かったんです。

でも違ったんですよね。PCでに取り込んでモニターで見た時の解像感が恐ろしい。

いわゆるミスショットです。これ。子ども撮ろうとしたら近づいてきちゃってドアップになっちゃったという良くある失敗写真なんですが。

瞳の中。スマホ持った私とか横に並んで座ってた兄弟が写ってるんです。感動を通り越して恐怖を感じたくらいです。ここまで写るのって。ちなみに標準カメラアプリで何も考えず撮影したものです。

夜間の室内、補助光なし。動く子どもの目にビシッとピントが合う、そして拡大すると映り込んだ風景すらも見えちゃう。その場の風景を、その瞬間を抽出したような。
ユーザーはただシャッターを押すだけで良いというね。

 

で、改めて色々使っていくと完成度の高さに驚かされます。もちろん「あともうちょっと!」と思うところもまだまだあるわけですけれども。

こんな解像度でお手軽に撮れちゃうので、日常のスナップ写真にも気軽に使えます。
例えば雨上がりの湿度感とかも、しっかり映ってくれます。

庭のユキノシタをそのままオートで撮影。
※サイズが大きいのでリサイズしてます。

曇天で薄暗い時間帯ですが、潰れることなく葉の重なりまでしっかり見えますよね。

「もうちょっと」というのが下の写真。望遠寄りでマクロ撮影するとオートフォーカスが効かないというか、カメラの自動切換えで迷うのか上手く撮れないことが。

花びらの形状もなんだか少し変ですよね。

 

 

ちなみに定番のサクラ。エントリー帯のスマホと比べてみました。
こういったシーンではどちらも綺麗に撮れるのですが、精密感はやっぱり段違いです。

左はエントリー帯のスマホ、Redmi12 5G。右はXiaomi15Ultra。
※サイズが大きいのでリサイズしてます。

 

 

スポンサーリンク

入学式や運動会とか使える?

で、気になるのがどこまで万能に使えるのか?ということ。
子どもの成長記録だけでなく、学校行事などの記念日にもしっかり写したいですもんね。

例えば私はコンデジも、ハンディカムも持っています、もちろん普通のスマホも一眼も。

【レビュー】運動会のために…ソニーのハンディカム「FDR-AX45A」を買ってみた!
このカメラを購入したのが10月。まさに運動会の季節ですね。 (追記:ちなみに運動会2連続&卒業式&入学式でフル活用してます。実際に使ったうえでのレビューを追記) 今年は2022年。 コロナ禍も少し落ち着いてきたものの、私の地区では念の為ということで昼食なしの午前だけの短縮運動会になりそうです。親としては弁当とか用意しなくていいのでありがたいですけれども。 で、毎年気になるのが記録。 我が家は子だく...

焦点距離で言えば近距離はコンデジ(光学10倍)、遠距離はハンディカム(光学20~30倍)…みたいな。

ただあれこれ持っていくのは荷物になるし、持ち帰るのって結構面倒なんですよね。特に運動会の混雑してる観覧席でカバンや機材をガサゴソするのはちょっと……

その点、Xiaomi 15 Ultraでは非常に近距離からマクロから200mm(8.3倍ズーム)くらいまでカバーできるわけで、しかもスマホですのでコンパクト。かなりの部分を1台でカバーできちゃうのではないかと。スマホ1台で簡単に撮れるのではないかと。

カメラとしてはiPhoneもありますが、こちらは高倍率ズームは無いですしね。

スペック Xiaomi 15 Ultra iPhone 16 Pro
サイズ 165.3 x 74.9 x 8.9 mm 149.6 x 71.5 x 8.25 mm
メインカメラ 200MP + 50MP + 50MP + 50MP 48MP (広角) + 48MP (超広角) + 12MP (5倍望遠)
相場価格
※2025/3月末
相場17万円 (16GB/512GB) 相場16万円 (128GB)

 

早速撮ってみた

というわけで公園にて。グラウンド内を走り回って遊ぶ子供、ということで運動会を想定したシチュエーションになります。

 

例えば下は広角レンズ(換算23mm)で撮ったもの。子供が2人、中央に立っていますよね。
距離はおおよそ50mくらい。

これが望遠機能を使うとここまでクローズアップできます。

これがズームしたもの(換算500mm)。20倍。ここまで綺麗に撮れるんです。スマホでも。ここまで撮れれば万々歳ですよね。
20倍ズームもあれば、よほど広い校庭・園庭でもなければ十分に撮れます。

ちなみにXiaomi15Ultra、機能面ではAIデジタルズームも含めれば120倍まで可能なんですが、画像処理の関係で画面表示が非常にラグ(時間差)があるのと、手ブレが補正できないレベルになるので実用性は皆無です。建物や風景を三脚などを使って撮るような用途だけかも。

 

ただ、それでも「光学望遠のあるカメラ」には勝てない部分もあります。

 

理由1:ライブビューがワンテンポ遅れる

2億画素のセンサーとAIを使ったデジタルズームが売りではあるんですが、その処理のためにワンテンポ遅れて液晶モニターに表示されます。特に高倍率ズームを行った時にその傾向は顕著でして、遠くの子供を捉えるのが非常に大変なことになります。

スタートとゴール位置の決まっている徒競走ならともかく、不規則に動かれる玉入れなどの競技や団体お遊戯は恐らく鬼門……
校庭が特に広い大型校では尚更。

その辺は高倍率のカメラやビデオカメラの方が良いとは思います。

 

理由2:風切り音が結構入る

スマホそのまま持った場合ですが、風切り音(ゴゴゴォォ…というような)がかなり目立つときがあります。

ビデオカメラの中にはこの風切り音を減らすために様々な工夫を凝らしており、中には指向性のマイクを搭載してたりするものも有るわけなんですが、Xiaomi15Ultraはあくまでスマホ。「集音」という点では専門機材には大きく差がある様に思えます。

 

理由3:長時間の安定した動画撮影は未知数

スマホでは特に4Kですとか高画質で撮ると発熱も多く、過熱のためフリーズすることも多々あります。特に気温が高い時期では尚更。

Xiaomi15Ultraも冷却設計をかなりしっかりされているようですが、それでも気温が高い環境ではどこまで安定して動くのかは分かりません。
4Kや8Kも設定で撮影可能ですけれども、本体は結構温かくなります。またファイル容量や発熱、バッテリー消費を考えると1日丸々使い倒すのはちょっと厳しいかなと。

あ、SDカードのような外部メディアは非対応というのもビデオカメラとはまた異なる部分ですよね。
(一応、外付けのUSBメモリも使えますけれども)

 

そのデメリット、弱点を理解した上で使うのであれば、恐らくは最強カメラの一つとして数えられるんではないかな、と。
Androidスマホですので撮った後のシェアも簡単ですしね。

 

個人的な結論として

・行事全体を通しで撮り続けたいならビデオカメラがオススメ

・さっと撮りたい!荷物を減らしたい!というのであればXiaomi15Ultraは結構適任。

 

余談:フォトグラファーキットは貰っておくべき

今なら初期購入特典としてフォトグラファーキットがもらえます。

スマホをカメラっぽく持つことが出来る補助グリップ(シャッターボタン付&バッテリー内蔵)みたいなものなんですが、これがあることでスマホをしっかりとカメラっぽく持つことが出来ます。

というかズーム機能がシャッターボタン近くのレバーで操作出来ます。EV(露出・写真の明るさ)も。これが凄く便利。画面に指を伸ばさなくていいんですよね。

ただ思ったより黒と赤が目立つので……普段は付属の透明ケース、必要に応じてグリップ部分だけつかうというような使い方の方が良いのかなと思ったり。上の写真のようにね。
配色センスは壊滅的な事になりますが。

将来的にホワイトのフォトグラファーキットが出ることを期待(海外では販売されているようです)。

 

 

余談2:値引き率高め、中古相場低め

ちなみに中古含めて値下がり幅はかなり大きいです。いわゆるリセールバリューは低め。

後で手放す、資産的な価値まで考えるとiPhone16proが第一選択になります。キレイに傷なく使えば8割位の価格で手放すことができますし。
Xiaomiは1年落ちで6割くらいに……

値引きのスピードも半端ないので「今すぐ必要!」というのでなければ待ったほうがいいかもしれないです。
例えば発売から2週間経過せずに1割引となりました。
(私は定価購入組)

 

余談3:思う事は多々あれど

いきなり初期購入組を裏切る?ような大幅値下げとか。購入特典の分かりにくさとか色々ありますけれども、それでもやっぱりすごいカメラです。

 

子育て世代にはいいスマホカメラ、かも?

これ1個だけであれこれ撮れて、特に子育て世代で荷物が多くなりがちなので非常に助かります。カメラを向けた時のような圧迫感もありませんし。

あと中身はAndroidスマホですので、youtubeも見れる、キッズアプリも動く。ネットも見れて電話も。撮ってその場ですぐ編集、なんなら送信まで出来るのも便利ですよね。
下の子を連れて行ったとき、「暇だ―」と暴れる子にキッズアプリを入れておく……ということも落下が怖いですが。

 

展開図はSNSでもどんどん投稿中です。 サイトにはない試験的なものも多数。ぜひフォローしてね。
ガジェット情報雑記
サイトの維持費と製作費のため、是非ともご支援お願いいたします🌞
シェアする
ペパるネット~ペーパークラフト電車図鑑~

コメント

タイトルとURLをコピーしました