Adobe Creative Cloud 同期済みファイルの提供終了

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Creative Cloud 同期済みファイルの提供終了

アドビユーザーならとりあえず使っている人が多いであろうクラウドストレージサービス。無料でついて来たものですしね。世代管理してくれるので「あ!やべっ!上書きしちゃった!」という時でも1ヶ月程度の巻き戻しが可能だったりします。何度助けられたことか。

もちろん同期速度も早く、ましてやウッカリさんにも頼もしい存在だったわけなんですが、ついにというか「」「Creative Cloud 同期済みファイルの提供終了」となりました。事前に何度もメールで配信されていますのでご存じの方は多かったはず。

 

いわゆる”サ終”

ソシャゲー的に言えばサービス終了、つまりサ終です。

以下は公式の告知を簡単に説明。詳細は公式へのリンク(アドビのホームページ)から掲載されている内容について詳細をご確認ください。

Adobe公式

  • 終了するのは「Creative Cloudのファイル同期」。CCライブラリについては対象外。
  • いわゆるパソコンの「Creative Cloud Files」というフォルダが同期されなくなる。
  • 従来はパソコンAで追加・更新したファイルはパソコンBでもすぐに扱えたが、それがダメになったということ。
  • 共有設定も簡単に行えたので複数人でアクセス、編集することができてとても便利だった。これも終了。
  • ぶっちゃけMS-officeファイルだったりAdobeとは関係ないファイルもいっしょくたに放り込めたので便利だった。しかもCCユーザーであれば100Gbまで無料。

終了後はどうなる?

この記事を書いてる時点ですでにサービス終了ですけれども……

告知によれば2024年2月1日に共有機能と同期機能が停止されます。ビジネスプランについては2024年10月1日までは同期機能が提供されるそうですが、あくまで別サービスへ移行するまでの猶予期間ということなんでしょう。

できなくなること

前述のように最新の状態へ動悸されなくなります。というかクラウド上へアップロードされなくなります。他のPCや共有を許可したユーザーがファイルを開くこともNG。
そうそう、ファイルのバックアップ用としてもストップした状態なので要注意です。

 

できること・しておくべきこと

すでにアップロード済みのファイルはダウンロードすることが可能です。ウェブ版CCから一括でダウンロードしておきましょう。こちらもゆくゆくは削除されます。

特に「昔に使ってたけど今は同期させてないな」って人は要注意。

貴重なファイルが置いたままになっているかもしれません。

 

なお、Illustratorなどで「Creative Cloudに保存」した作品については従来どおりに使えるようです。モバイルアプリから保存したデータもこちらなので問題なさそう。
あくまで終了するのは「Creative Cloud 同期済みファイル」。ややこしい……

 

完全にストップ?と思ったら2/2時点ではローカルの.AIファイル(Illustrator)は同期していました。昨夜に作成したもの。*.JPG(画像ファイル)はダメでしたけども。
Adobeソフトで作った作品データの同期だけならもうしばらくは継続利用できる可能性も??

追記:その後、サクッと全ファイルの同期止まりました。無念

 

代替サービスは??

とはいえ特定のファイルしか出来ないっていうのも不便です。いつ止まるかわかんないですし。
他に代替案はあるのか???といえば……
※アフィ設定無しです。

frameio

Adobeから後継に推されてるというか同じAdobe系なので当然ですが、無料プラン有りのクラウドストレージ。ただしまともに使える容量だと有料となります。

https://www.adobe.com/jp/creativecloud/business/frameio.html

月額15ドル(実質2000円↑)から。250Gb+500Gb(アーカイブ用)と容量はそこそこ。どちらかといえば法人やビデオプロダクション用?

 

Dropbox

老舗というか定番のクラウドストレージ。
Dropboxを活用することで、どこからでもシームレスに共同作業が可能となり、迅速な納品を実現することができます。Dropboxを使えば、安全にコンテンツを保存し、PDFを編集したり、動画を共有したり、書類に署名したり、ファイルのエンゲージメントを追跡することができます。

Dropboxには無料版と有料版があります。無料版では2GBのストレージが利用可能です。また、個人用の有料プランであるPlusプランでは、1ユーザーあたり1,200円/月で利用することができます。このプランでは、2TBのストレージが提供され、最大2GBまでの大容量ファイルの転送が可能です。さらに、30日以内に削除されたファイルの復元もサポートされています。

Dropboxを使えば、重要なファイルやデータを安全に保管し、共同作業や納品のスピードアップを実現できます。

SNSで見た感じでは、こちらに乗り換える人が多いようです。
ただ話題としてはほとんど上がってないので「Adobe CC同期ファイル」だけを使ってて、かつサ終で困ってる人って思ってたより少ない??

 

さくらぽけっと

レンタルサーバなどでさくらサーバを使っている人なら使えるサービス。
このサービスを利用すると、既存のレンタルサーバーの余剰容量を有効活用し、写真や動画、ドキュメントファイルなどのアップロードと閲覧が可能になります。具体的には、さくらインターネットで契約中のレンタルサーバーサービス(メールボックスを除く)やさくらのマネージドサーバーに対して、無料オプションとしてさくらぽけっとを利用することができます。これにより、レンタルサーバーの未使用容量を有効に活かして、さまざまなファイルを保存・共有することが可能となります。

つまり月500円ほどで100Gb~の容量を使えるということに。クライアントソフトはない(モバイルのみ)のでネットワークドライブの割当でやっちゃいましょう。

参考にしたサイトはこちら

ただあくまでFTPで繋いだネットワークドライブ。バックアップや世代管理は無いですし非常に大量のファイルがあると表示が遅いことも。誤って削除しちゃうと取り返すこともできません。
そもそも直接開けないですしね。ローカルコピーしてから。
どちらかといえばバックアップソフトを使って
パソコンAの作業フォルダ→さくらポケット←パソコンBの作業フォルダ
というような構成にしたほうが使いやすいかも。

ほかのレンサバ、例えばエックスサーバーでもできるかは不明。規約的にも。
なお、さくらサーバは公式に「空いた容量を有効活用」って謳ってますから安心かなーと。

 

※割愛しますがマイクロソフトのOne DriveやGoogle Driveなども。それぞれ価格含めて一長一短だったりしますのでお好みのものを探していきましょう。

プラットフォームに依存する怖さ

 近年、私たちの日常生活やビジネスにおいて、様々なデジタルサービスやプラットフォームを利用しています。しかし、これらのサービスは時として予期せぬ変更や終了を経験することがあります。まさに今回のそれ。本当、便利だったんですよAdobeCC同期ファイルって。

それと今回はAdobeというそれなりに老舗で信頼のある会社なので良かったですけれども、例えばこれが無責任な企業だったりすると告知なしでサービス終了ということもありえるわけです。そのサービスに依存していた機能やタスクが利用できなくなります。たとえば、オンラインストレージサービスの終了により、重要なデータやファイルにアクセスできなくなる可能性があります。これは痛い。

って考えていくと、分散というか自分でもファイルの共有というか保管、バックアップの手段を考えておいたほうが良いのかなーなんて思ったりします。

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