同人誌とは
同人誌とはなんぞや??という人に簡単に説明しますと、「同じ趣味や志を持つ人々(同人)が自費で制作・発行する出版物のこと」になります。
題材としてはアニメや漫画、ゲームを扱うものが圧倒的に多いわけではありますけれども、前述の定義のように「趣味人が作った出版物」は全て同人誌ともいえるためにそのカテゴリーは無限大です。
例えば食べ歩きマップであったり、あるいは飲料ラベルのまとめ等ももちろん同人誌とも言えますし、鉄道分野に置いてはどちらかといえば「自費出版の資料まとめ」「旅行記」という性質が強いイメージがありますけれども、どれもが収益性よりも趣味性、もっと言えば著者やサークルの情熱を注ぎこんだ作品が多いものでもあります。
ペパるネットも一応、カタログという扱いで電子データを頒布しておりまして、そういう意味では広義の同人誌と言えるのかな……とか。でももっと熱く濃い内容にしたい!ということで他の方がどのような誌面にしているかの研究のためにも何冊か買ってみた次第なんです。
というわけで「活魚コンテナ」本を買ってみた
著者は活魚コンテナ研究の第一人者と言っても過言ではない えしゃろっと氏。鉄道コンテナ分野含めて、長いスパンで持続的に情報収集されている方です。
そんな人が作ったものですので内容はもう言うまでも無く「凄い」の一言。熱意に圧倒されます。
参考文献のリストを見ると、本当に他分野に渡って集めたんだなー、と。
内容についてはもう「買って見れ」としか言えないです。というか言わない(当たり前)。
一応、簡単に説明すれば「活魚コンテナという、魚を鮮度良く市場へ輸送するためのコンテナについて」の資料です。
恐らく唯一の活魚コンテナ分野のまとめ資料
ちなみに活魚コンテナ、非常にマニアックなカテゴリです。鉄道コンテナというこれまた濃い(底なしの沼)の分野の中でも、実験的なものでコンテナの総数自体が少ない、さらに期間も短い、そして趣味人口も研究者者も少ないということもあって、
記録も、資料も、そしてこの1冊に仕上げるまでの努力は途轍もないものであったのだろうな……というのは想像似難くありません。
その情熱は著者が「まえがき」でも記述されています。まずはそこから読むべきなのでは、なんて思ったりしています。
少数出版の同人誌ですので一般書店では手に入りません。入手はメロンブックス(通販)など。
残り僅からしいのでお早めに。
また、著者は自サイトにて活魚コンテナの情報を募集されています。
ご存知の方、なにか情報お持ちの方は是非に。もし大発見があれば、次版ではページ数がもっと増えるかもしれません。
ペパるネットでの活魚コンテナは
ちなみにこの同人誌で判明したことが1個ありまして、実は活魚コンテナと知らないまま作ってたものが1個あったんです。
それが本の表紙にも出ている熊本養殖漁業組合のコンテナ。
かなーり昔にコンテナ系撮り鉄さんのサイトで現物の写真見つけて、写真資料を集めて作った覚えがあります。(過去データ見たら展開図製作は2010年くらい、FC2ブログ時代のころ)
ただ、少なくともその時は活魚コンテナとの記載はなかったので…… 鉄道ファンの間でも案外と知られていない情報だったのかも?
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