【雑記】ジオラマ製作って簡単で楽しいものですよ

1ケースジオラマがプチ人気

地味にですが1ケースに収める簡単(テキトー)なペーパークラフトジオラマが地味に人気記事となっております。

ジオラマ製作と言うと一般には「長い時間をかけてつくる」「超絶技法で仕上げる」「塗料や溶剤を使う」というような敷居が高いイメージを持つ方は多いとのだと思います。そのカウンターとなるような記事がよく読まれているというのはなかなか興味深いものですね。もしかすると「情景作品を作りたいけど二の足ん踏んでる」人が多いと言うことなのかもしれません。

 

ジオラマ製作は楽しくて簡単です

実際、ジオラマ製作というのは非常にシンプルで自由なんです。

それを象徴するのがこのLEGOの広告でしょうか。

画像:LEGO

青い紙の上に非常に簡単な形状のブロックをおいただけ。それでも作った人、見る人にとってはそれが「船」になるんです。もっと言えばこの船は軍艦かもしれないし、コンテナ船やタンカー、もしかするとクルーザーやヨットかもしれません。

 

ジオラマ製作というと「世界をそのまま縮小コピーしたものでないといけない」という思いが先行してしまいがちですが、そのあたりをバッサリと省略してコアとなる部分だけを抜き出すだけでも、それはもう立派な作品になるんですね。

イラストや模型分野では最近特に「SNSで比較されるようになった」と言われます。

SNSを見ているとどうしても誰かの作品、それもその分野の第一人者ですとか超絶技法のある人と比べて(時に比べられ、批評されて)しまったり、彼らの言う暗黙の了解みたいなものに縛られてしまうことが多々あります。

でも「○○しないといけない」というルールは無いのです。写実的で精密なものでなくても良いのです。世界を作ることは非常にシンプルで、そして楽しいものなんです。

確かにもちろん高度なジオラマ作品は見ていて時間を忘れるほど素晴らしいのですが、だからといって自分には無理だーと作らないのは大変もったいないものです。

 

単なる紙を折っただけでも

例えばこの1ケースジオラマ。紙を折っただけです。制作時間は3分くらい。

それでもケースに収めて車両多くとあら不思議。地下鉄のトンネルになるんです。

 

 

ちょっとだけ手を加えて朝のラッシュ時の駅ホーム。制作時間は10分。

駅の部分は折り曲げただけ。人混みは切り取って貼っただけ。
それでも「あー、あるある」「これ最寄り駅じゃん」な雰囲気を感じてもらえるのではないかな、と思います。

そうそう、車両を置かなくとも面白いかもしれませんね。通勤通学時の向かいのホームの様子、とか。
これまた「あー、あるある」な光景です。

こういった遊びができて、それによって風景がガラリと変わるのがジオラマの面白い所です。

 

あとは変わったところですが懸垂型モノレールの路線とかも。こちらはケースの天井部分を使うことで「柱」の作成を省略しました。

 

これらは印刷して切り取る、貼るだけのお手軽なものとなっています。100円ショップのセリアのケースを使っていますが、恐らくよく似たケースはどこの100円ショップでもあるのではないかなーと思います。
100円ではありませんがアマゾンなどでも。

 

ワンポイントで更に楽しく

そうそう、ジオラマ製作といえば。いろいろな素材を使って世界を再現していくという楽しみがあります。
特に草や木などを配置して自然らしくしていく作業は楽しいものです。

例えば写真中央のモサモサ。園芸用や模型用として一般的なミズゴケです。天然苔を乾燥させた植物そのものですので、貼り付けるだけでも草むらや低木に仕上がるというものです。
ちなみに今回は造花の苔玉から拝借しました。

 

動画にしていますが、基本は折ってコケを貼るだけ。もっとモサモサにすれば鬱蒼とした夏の線路になるかもしれませんね。

コケについては模型用のライケンと呼ばれる天然コケも使えます。というかこちらの方がキメが細かいのでオススメです。模型用品としては定番の素材です。

 

で、それらのコケを少しですが接着するとご覧の通り。平面だった情景が一気に立体的に見えるようになります。

出来栄えはともかく、草むらで電車の床下機器や車輪が隠れて見えないという光景は現実では「あるある」な事です。

 

楽しくイマジネーションを育てよう

教育分野の専門家ではないのでジオラマ作成がどのような効果を生むのかは分かりません。
ただ少なくとも、自分の頭の中にある風景を表現する・そのために手を動かすという事は良い影響を与えてくれるはずです。

「印刷するだけ」シリーズ。そこには線路があるだけ。でも電車を並べると車両基地に早変わり。

お手軽!印刷するだけ! 車両基地用の情景シート
今日はいつもと違って簡単な情景を作ってみたいと思います。 A4サイズに 当サイトは出来た当初から「A4用紙1枚に1両が収まるように」という設計ポリシーがあるんです。 そしてそのサイズは当初からほとんど変わっておらず、4000種のペーパークラ...

もちろんここに身の回りの品物を使って小物を増やしても良いかもしれません。後ろにティッシュなどの空き箱を置けば屋根付き車両工場、牛乳パックを立てればビル群に。
想像力次第でどのような風景も作ることが出来ます。「あるある」な言い方ですが可能性は無限大です。

その発想やイマジネーションは誰かの批評ではなく、自分のためにあります。

 

ぜひ皆さんも(よければ当サイトのコンテンツも使って)ジオラマ作成を楽しんでみてください。そしてよかったらSNSやメールなどで「こんなの出来たよー」なんて教えてくださいね。

では。

 

 

余談:印刷費がかかるのでインクタンク方式のプリンターをぜひ

全面フルカラー印刷を行う関係でインクコストがやや掛かってしまいます(といっても数十円~百円くらい)

もしたくさん作る予定があるのでしたら、いわゆるインクタンク方式のプリンターを買うほうがトータルコストでは圧倒的に安くなります。あと印刷ミスをしても精神的に痛みが少ないと言うか。

私はエプソンのM630TWを使っています。A4用紙にフルカラー印刷でも1枚あたり数円くらいです。

 

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