能勢電鉄、妙見の森関連事業を終了へ。ケーブルカーも廃止[2024年6月予定]

能勢電鉄株式会社が、妙見の森関連事業の終了と鋼索線（ケーブル）の廃止を発表しました。これにより、妙見の森ケーブルや妙見の森リフトなどの事業が2024年6月24日をもって終了する予定です。

能勢電鉄株式会社（本社：兵庫県川西市、代表取締役社長：西中哲郎）では、この度、妙見の森関連事業の営業を終了することとなりましたのでお知らせします。
また、本日 6 月 23 日（金）、鉄道事業法第 28 条の 2（事業の廃止）に則り、近畿運輸局長宛に鋼索線（ケーブル）の廃止届を提出しました。
概要は以下のとおりです。
１． 営業を終了する事業
妙見の森関連事業（所在地：兵庫県川西市黒川）
・鋼 索 線（妙見の森ケーブル：黒川～ケーブル山上）
・索 道 線（妙見の森リフ ト：ふれあい広場～妙見山）
・その他事業（妙見の森バーベキューテラス など）
２． 営業を終了する日（予定）
鋼索線（ケーブル）を、2024 年 6 月 24 日（月）の営業をもって廃止することについて、近畿運輸局へ届出を行いました。

詳細はこちらから（プレスリリース・お知らせ）

レアな標準軌のケーブルカー

妙見の森ケーブル　「ときめき」　3代目塗装

妙見の森ケーブル　「ときめき」　3代目塗装基礎データ■全長 m　全高 　全幅 m■軌間：1435mm■最高速度：km/h■運用・登場年：1960■廃止・引退年：2024年6月24日■製造数：■電力方式：■台車：■機関（エンジン・電動機）：■制御・変速：兵庫県川西市の黒川駅からケーブル山上駅を結ぶケーブルカー路線です。1960年に製造されたアルナ車両製のケーブルカー車両で、1号車は「ほほえみ」、2号...

pepar.net

2023.06.24

妙見の森関連事業は、1960年に鋼索線と索道線の営業を開始し、その後、妙見山上に広場やバーベキュー施設、足湯などを整備し、アートイベントを開催するなど、さまざまな営業施策を実施してきました。しかし、通年にわたる安定した集客にはつながらず、事業の利用は年々減少傾向にありました。さらに、新型コロナウイルスの影響により、事業環境は一層厳しさを増している状況です。これに加えて、今後大規模な更新投資が必要となる見込みであることから、これ以上の営業継続は難しいと判断し、今般、事業を終了することとなりました。鋼索線（ケーブル）の営業終了日をもって、索道線（リフト）とその他の事業も終了します。