本日はバレンタインデー。美味しいチョコレートがもらえる買える日ということで、この記事ではチョコレートにまつわる鉄道車両をペーパークラフトに絡めて紹介していきたいと思います。
ちなみに管理人オススメというか、ド定番すぎますがガーナチョコ。甘さが良いのですよね。
あと電車好きなお子さんがいるなら外せないのがこの電車チョコ。パッケージは集めたくなります。
チョコレートラッピング
まずは思いつくのはラッピング車ではないでしょうか。
車両を甘く包むのはお菓子メーカーのラッピング。ということで制作数は少ないですが当サイトでもいくつかペーパークラフト化しています。
江ノ島電鉄 1000形 「ミルカチョコレート」1989
1979年に導入された江ノ電の連接車両です。冷房装置の搭載など居住性の向上が図られています。1989年~1990年に運行されていたドイツのチョコレート、「ミルカチョコレート」のラッピング車です。
札幌市交通局 8500形 「ロッテ・ガーナチョコ」
1985年に700形更新のために新造された路面電車車両です。回生ブレーキやVVVFインバータ制御が採用されています。2008年に登場したロッテ・ガーナチョコの全面ラッピング車です。
東京メトロ 02系 「ガーナチョコ」
東京営団地下鉄の丸ノ内線用の車両です。1994年には丸ノ内線の開業50周年を記念し、300形をイメージした赤色の車体とサインウェーブのデザインとなりました。後にロッテのガーナチョコのラッピング車も登場しました。
豊橋鉄道 モ800形 「ブラックサンダー」
名鉄美濃町線用の部分低床車として導入された路面電車車両です。2005年に乗客数の減少による廃線で余剰となった1両を譲り受けたものです。ユーラクのチョコお菓子「ブラックサンダー」の全面ラッピング車です。
豊橋鉄道 モ3200形「ブラックサンダー」
12m級半鋼製車体の元名鉄モ580形を譲り受け、ワンマン対応工事などを行った車両です。
札幌市交通局 3300形 「白いブラックサンダー」
1998年に導入された路面電車車両です。330形の部品に新造した車体を組み合わせた車両です。2023年には北海道土産であるユーラクの白いブラックサンダーのラッピング車が登場しました。
野上電鉄 モハ24形 「明治チョコレート」
1957年に登場した阪急1形の車体を改造した電車です。廃線時まで廃車とならず活躍していました。
熊本市交通局 1090形 「明治ラッキースティック」1986
1955年導入の188形と1957年導入の190形にワンマン運転改造を行い、1090形にまとめたグループです。明治のラッキーチョコの広告電車です。
残念ながら明治ラッキースティックは今は販売されていないようで。
とさでん交通(土佐電鉄) 600形 「明治製菓号」
1957年から1964年にかけて自社工場とナニワ工機で製造された路面電車です。初期は2両連結運転も可能でしたが、安芸線の廃止に伴いジャンパ栓などは撤去されています。1990年頃に運行されていた明治製菓の広告電車で、車体各所にお菓子がデザインされていました。
江ノ島電鉄 1200形 「明治製菓号」
1983年に導入された江ノ電の連接車両です。1000形3次車の位置づけで、塩害対策のステンレス屋根など様々な改良が行われています。1992年に登場した明治製菓の広告電車で、側面には鎌倉の風景が描かれていました。
津軽鉄道 21形 「きのたけ風鈴号」
新潟トランシス製の18m級気動車です。2023年もまた、明治製菓の「きのこの山」「たけのこの里」を模した風鈴で装飾した車両が運行され、「きのたけ風鈴号」と名づけられました。またイベントとして「きのこの山」と「たけのこの里」の無料配布なども行われました。
津軽鉄道 21形 「夢見るきのたけ号」
新潟トランシス製の18m級気動車です。2022年8月には明治製菓の「きのこの山」「たけのこの里」を模した風鈴で装飾した車両が運行され、「夢見るきのたけ号」と名づけられました。またイベントとして「きのこの山」と「たけのこの里」の無料配布なども行われました。
名古屋鉄道 3700系 「キットカット」
名古屋鉄道の通勤型電車で、3500系の改良型となっています。車体断面が変わり、屋根高さが10cm高くなっています。2006年には受験生応援としてネスレの「KIT KAT」のラッピング電車が登場しました。
JR東日本 201系 中央線 「キットカット」
国鉄が製造したサイリスタチョッパ制御式の通勤形電車です。2004年に登場した受験生を応援する「キットカット・サクラサク」ラッピング電車です。
JR東日本 E231系500番台 「キットカット」
2000年より首都圏近郊全域に投入されたJR東日本の通勤型電車です。
JR九州 811系 「キットカット」
九州北部向けの快速列車用の車両として投入されました。車体は軽量ステンレス車製ですが、前頭部は普通鋼製となっています。2006年には受験生応援プロジェクトとして、ネスレのキットカットと桜咲くをモチーフにしたラッピング車が登場しました。
JR九州 キハ40系 「キット、願いかなう号」
2018年12月25日より運転が開始された吉都線のラッピング列車です。ダルマや梅といった縁起のいいデザインは地元の小林高校美術部によるものです。
三陸鉄道 36-100形「キット、ずっと2号」
三陸鉄道の気動車で、ネスレ日本の支援プロジェクト車両です。車体には応援メッセージが描かれています。
三陸鉄道 36-100形「キット、ずっと号」
三陸鉄道の気動車で、ネスレ日本の支援プロジェクト車両です。車体には応援メッセージが描かれています。花びらあふれる柔らかなデザインの車両です。
201系のラッピングは少し古め。でもまさに通勤電車として走っていましたので「あー、あったなー」と思い出がある人は多いのではないでしょうか。
色がチョコレート
昔の鉄道車両は茶色のものが多いもの。鮮やかな色の塗料が高価であったことや、当時の主力であった蒸気機関車のススや台車からの鉄粉が付着しやすく、最も汚れが目立ちにくいということからも茶色が多く選ばれていたようです。
色味の由来も進駐軍のチョコレートという説もあるそうで、まさにバレインタインデーにふさわしい!ということでいくつかピックアップしてみました。
ただこの茶色、何故か「ぶどう色(ぶどう色2号)」と言われるんですよね。このあたりの由来も諸説あるようで。
ちなみに印刷する場合は非常に、非っっっ常に色合いの調整が難しい色もであります。色合いが濃いと「焦げた箱」になってしまいますし、薄いとなんだか軽い感じに。
JR東日本 12系 「SLばんえつ物語」 初代塗装
JR東日本が1999年に運転を開始した磐越西線の臨時快速列車です。定期的な蒸気機関車による牽引列車として有名です。初期色はチョコレート色とクリーム色のレトロ調の塗装となっていました。
西武鉄道 2000系 「西武鉄道創立110周年記念トレイン」
混雑緩和のため4扉車として製造された通勤型電車です。2023年には西武鉄道創立110周年記念としてデハ5560形をモチーフにした茶色塗装となりました。
名前がチョコ電
そして真打ち登場?
「チョコレート電車」といえば真っ先に思い浮かぶのがこの山手線100周年記念のチョコ電車ではないしょうか。
電車全体をチョコっぽく仕上げた、非常に秀逸なラッピングです。
231系500番台 「山手線命名100周年 チョコ電車」
JR東日本の通勤型電車です。2009年には山手線チョコ電車記念として「チョコレート電車」が走りました。
江ノ島電鉄 300形304 「チョコ電」
1958年に106形のパーツを使用して製造された車両です。老朽化により2005年に運用から離脱しました。2003年から2005年にかけて茶色とクリームの「チョコ電」色で運用されました。
側面のチョコレートの配置がとても可愛いものです。
他にも色々
実はあまり作っていないのですがバレンタインデーラッピング車なども数多くあります。
京急電鉄 800形 「KEIKYU LOVE TRAIN2017」
1978年に製造された普通列車用の電車です。扉数を増やすことで乗降時間の短縮を図っています。2017年のバレンタインデーに合わせてに運行されたラッピング電車です。
京阪電鉄 600形 「スウィートトレイン2013」
1984年に登場した京阪電鉄の石山坂本線用の路面電車車両です。2013年には京都芸術デザイン専門学校によるバレンタインデーラッピング車が登場しました。
富山ライトレール TLR0600系 「PORTLOVE2011」
2011年のバレンタインデーとホワイトデーにあわせたラッピング車で、愛称は「PORTLOVE2011」。デザインは専門学校の学生らによるもの。
富山ライトレール TLR0600系 「PORTLOVE」2013
2006年に富山ライトレールの開業に合わせて製造された低床型路面電車です。2013年に運行されたバレンタインデー、ホワイトデーのラッピング電車です。愛称は「PORTLOVE2013」。
富山ライトレール TLR0600系TLR0602編成 「PORTLOVE2015」2015
2006年に富山ライトレールの開業に合わせて製造された低床型路面電車です。2015年に運行されたバレンタインデー、ホワイトデーのラッピング電車です。愛称は「PORTLOVE2015」。
富山ライトレール TLR0600系TLR0601編成「フラワーバレンタイン」2016
2016年1月からバレンタインデーにかけて運行された「フラワーバレンタイン」のラッピング車です。富山県内の高校生が「情熱」をコンセプトにデザインしたもの。
富山ライトレール TLR0600系TLR0601編成 「フラワーバレンタイン」2017
2017年に運行された、フローラルとやま実行委員会によるバレンタイン・ラッピング電車です。デザインは富山北部高校情報デザイン科の学生によるもの。
富山ライトレール TLR0600系TLR0601編成「フラワーデー」2018
愛妻の日(1月31日)、フラワーバレンタイン(2月14日)、ホワイトデー(3月14日)の3つの時期に合わせ、1月11日から3月14日にかけて運行された「フラワーデー」のラッピング車です。富山県内の高校生によるデザイン。
もちろん他にもチョコレートにまつわる鉄道車両もたくさんあるかもしれません。
よければペーパークラフトを作ってバレンタインデーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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