インフルエンザが猛威を奮っております。
特に年明けからは罹患数が急増し「爆発的な流行」となっています。
学級閉鎖だけでなく職場閉鎖、あるいは病院などで病棟閉鎖という事態になっておりますので
皆さん自身で自分の身を守るように気をつけてくださいね。
インフルエンザの流行動向の常時チェックを
例えば東京都の情報はこちら。ほぼ全域でインフルエンザ警報が出ています。
同じように各都道府県でも同様の感染動向情報が発信されていますので是非チェックを。
大阪府でしたら感染症動向はここから。
他にも各自治体ごとに情報発信されていますのでブックマークをオススメします。
お子さんの異常行動に備えて
インフルエンザ、大阪府では流行のピークを迎えました。学級閉鎖だヒャッホー!とはしゃいでいた子供がいきなりダウンする事もあるので要様子観察です。
次男は学級閉鎖になった嬉しさでゲームに熱中し、夕食後に急な発熱でダウン。深夜に「暑い暑い」と暴れるといった異常行動が出ました。濡れタオルとアイス枕で熱を冷ましてあげて翌日落ち着いた頃に病院に行きましたが、見事にインフルエンザA型と診断されました。
もし仮に一人で寝ていたら、暑さで部屋を飛び出していったかもしれません。そう考えると結構怖いことだと思います。
異常行動については暴れたときの外傷や窓からの転落が怖いので、できるだけ窓は施錠することや目を離さないようにしておくことが大事です。特に重大なものとして「飛び降り」や「飛び出し」といった異常行動の事例もありますので要注意です。
フル異常行動「飛び降り」含め4類型【時流◆インフルエンザと異常行動】
幸いにもこれら熱性の異常行動については後遺症はないとのこと。
解熱剤は自己判断で使わないで
異常行動についで恐ろしいのがインフルエンザの合併症です。
例えば夜中。子供がグッタリの急な発熱に驚いて家庭の常備薬や余っている解熱剤を使ってしまいがちです。ですがインフルエンザ流行期については特に注意してください。
自己診断による解熱剤の使用はインフルエンザ脳症のリスクがあります。例えば有名な解熱鎮痛薬のボルタレンやロキソニン。これらはインフルエンザ脳症(または死亡率の上昇)リスクが統計により明らかになっていますので子供に対しての自己診断・自己処方は止めましょう。
解熱剤使用と脳症との関連も明らかになってきました。発熱はインフルエンザの主な症状のひとつで、ウイルスに対する免疫反応の一部であり、必ずしも解熱させなければならないものではありません。39度以上の発熱があって、元気がなく、ぐったりしているようであれば解熱剤を使用してもよいでしょう。解熱剤の使用の際、アスピリン(商品名:バファリンなど)やメフェナム酸(ポンタールなど)、ジクロフェナクナトリウム(ボルタレンなど)は使用しないでください。インフルエンザに使用できる解熱剤はアセトアミノフェン(アンヒバ坐剤、カロナールなど)が主体です。解熱剤の使用で不明な点があればかかりつけ医と御相談ください。
Q57:インフルエンザ脳症はどうしたら予防できますか?|一般社団法人 日本小児神経学会
こちらはジクロフェナク(ボルタレンなど)に関する厚労省の情報です。
https://www.mhlw.go.jp/houdou/0105/h0530-4.html …
ただし夜間ですと空いている病院がなかったり、すぐに診察に迎える状況ではないことが多いわけですが、そういったときに頼れるのがこの子供医療相談ダイアルです。
一部を除いて24時間対応の相談窓口です。無闇な乱用はもちろん避けるべきではありますが、もし本当に必要な場合はすぐに利用すべきでしょう。#8000は子育て世帯でしたら覚えておいて損はない電話番号です。
予防法は基本的なこと
インフルエンザの予防法についてはテレビや新聞、ネットで数多く出ていますので省略いたしますが、手洗いやうがいといった基本的なことが大事です。
感染させない、感染されないように気をつけましょう。
いざというときに備えておきましょう。例年の動向ではインフルエンザは2月末まで流行が続きます。
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