子供がいるとテレビのチャンネルリモコンってすぐに不調になりませんか?
例えば小さい子供だと噛じったり、お茶をこぼしたり、ある程度の年齢だと雑に扱って落としたり。
我が家も壊れた!(3回目)
我が家もつい昨日にリモコンが不調となりました。ボタンを押しても反応なし。
今年に入って4回目です。
原因は彼女。
チャンネルリモコンにジュースか何かをこぼしたようで。
テレビ動かない!ゲームできない!とワーキャー騒いでる兄姉をよそにスヤスヤ寝ております。
買い換えるのも高いしね
我が家のようにリモコン不調となる家庭は結構多いようで。
ですのでメルカリなどではリモコンだけ売っていること、そして案外と売れている理由がよくわかります。
もしテレビを捨てることになったのなら、そしてリモコンが正常に動く(そしてそこそこ綺麗なら)、メルカリに出品するのも良いかもしれませんね。
というわけで修理
まずは現状チェック!
リモコンの不調っていうと良くあるのが2つ。
1,断線や破損して全く機能しない
2,どこかのボタンが押しっぱなし判定されてる
に分けられるんですね。
そしてこの判別って実はすごく簡単で、
スマホでリモコンを見るだけ
スマホやデジカメって人の目では見えない赤外線を移すことが出来るんです。(一部機種では不可)。
これはデジカメで撮ったリモコンなんですが、紫に光っているのがわかりますでしょうか。この紫の光が赤外線で、テレビがその光を受け取ることで操作出来るわけなんですね。
ちなみに私が普段使っているのがこのソニーのRX100。映りが非常に良いです。
あと中古で十分なんでオススメ(1万円台)。
で、デジカメを使ってレンズ部分を見てみます。
・もし光りっぱなしであれば「どこかのボタンが誤作動している」
・もしボタンを押しても光らないのなら導通不良か破損の可能性
と症状の切り分けができるようになります。
そうそう、テレビリモコンによっては無線式のものもあるんでそれはこの手法は使えません。あくまで透明なレンズのような部品があるリモコンだけになります。
今回は光りっぱなし→誤作動
ジュースをこぼしたという情報を含めて、ボタンのどれかがショートして押されっぱなしになっていることがわかりました。
では早速分解して清掃していきたいと思います。
※分解すると保証を受けられなくなります。自己責任で。
分解していく
なにはともあれ電池を抜きます。電気機器を扱う上で電源を抜くのは基本中の基本。
あとリモコンが濡れた場合も出来るだけ速く電池を抜きましょう。
そのまま放置した場合、電蝕(中の金属が腐食する)して完全に壊れることになります。
リモコンの裏にネジがあればドライバーで外します。
無いならマイナスドライバーや分解用のプラスチックヘラなどを使ってこじ開けていきます。スマホ用の分解ツールなどあれば便利。
我が家のテレビリモコンはネジ無し、プラスチックの爪で固定されているタイプでした。最近はコスト削減のためこのタイプが多いかも。
プラ爪が割れないように、本体を横に広げるようにして開けていきます。指がいたいなら不要なクレジットカードなどを差し込んで隙間を広げていきます。
ある程度、爪が外れるとパカッと開きます。場合によってはケーブルがつながっている場合があるので慎重に開きましょう。
ボタンを取った状態では紫の光は見えなくなりました(電池入れてます)
つまり不調箇所はこのボタンだったわけですね。
分解したら清掃します
原因はここ。白い部分がジュースの入り込んだ部分になります。白いのはティッシュで拭いたため繊維がついてしまいました。
この後、ウェットティッシュで清拭して良く乾燥させます。
で、入り込んだジュースはボタン側にも染み込みまして誤作動、つまりショートしていたわけなんですね。
写真では見にくいですがボタンの接触部分がベッタリとしています。
こちらもウェットティッシュで良く拭き取ります。
そうそう、基板側も清拭します。
一般的なウェットティッシュで拭けばOKと思われますが、拭き跡の繊維の残りには注意しましょう。
中に液体が入り込んだ量によっては更にこの緑の基盤を外して清掃していきます。今回は内部に入ったのが少量だったようですのでここまでの作業だけで復旧できました。
拭いたら動作チェック
清掃したら元に戻して…としたいのですが、まずは動作チェックを行います。何度も開け閉めたくないですしね。
ゴム製のボタン部分を基盤に乗せて、電池を入れて動くかどうかチェックします。
OKならば逆の手順で元通りに戻していきます。
戻すときにボタンがズレる事例が結構ありますので(そしてまた動かなくなる)、ズレないように慎重に作業しましょう。
これで修理完了です!
お約束
何度も言いますが分解すると保証外になります。
私は保証切れのため躊躇なく分解しましたが、もし長期保証などに入っているのであればまず電気屋さんや販売店、メーカーにご連絡を。
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