四季折々に行われるイベント列車。皆さんは乗ったことありますか?
そのなかでも特に人気なものが美味しい料理やお酒を楽しく飲める列車です。お弁当を食べたり、ビールやおでんを食べたり。普段では味わえない非日常感はとても楽しいものです。
ってことで長崎電軌さんでは夏と冬に恒例ともいえる「納涼ビール電車」と「おでん電車」が運行されています。かれこれ20年以上。
鉄道車両としても実は毎年、何かしらの違いがあったりするので、定点観察というかそれぞれの並べるだけでも楽しいもんなんです。
ってわけでリストアップ。
長崎電軌「納涼ビール列車」「おでん電車」
1992年
納涼ビール列車が運行開始。
なんですが、その時のニュースなどの画像が見当たらないんですよね。
公式で配布されている100年社史では赤い塗装であることはわかるのですが。詳細キボンヌ(死語)
1993~1999年
ここも資料無し。
納涼ビール列車は赤い塗装っぽいようです。横がはっきりわかる写真が見当たらず……
2000年
2000年には日蘭交流400周年記念として特別な塗装の納涼ビール電車が登場したようです。
ついでに本郷日田のサッポロビール工場のPRも兼ねた広告電車に。
2001~2002年
緑色の鮮やかな帯になったのがこのころ。
デザインとしてはシンプル。「納涼ビール電車」と開催日のステッカーがあるだけ。それでも夏らしいデザインでは無いでしょうか。
おでん電車の方は資料無し。
2003~2004年
前年とは打って変わって帯が蛍光イエローになりました。サッポロビールの旧ロゴと言うか、輪っかのような模様が時代を感じさせますよね。
2005~2009年
2005年よりデザインが変わり、さらに派手!となりました。白地に蛍光イエロー、足元は青い帯というね。凄い取り合わせですけれども、これは目立ちます。
協賛は長崎一番かまぼこ、長崎西洋館。
2011年
20周年ということで車体の肩の部分に「20周年ご愛顧ありがとうございます」の文字が入りました。
おでん列車の方は資料無し。
2015~2016年
納涼ビール列車の方は開催日の告知が変わったくらい?大きくデザインは変化なし。
なお、2015年より冬季は休車状態となっていた車両の活用のため、「おでん電車」が登場。
ちなみに即日完売の大人気だったとのこと。
協賛は長崎かんぼこ王国、長崎西洋館、十八銀行、モダンプロジェ、三和酒類。
2017年
納涼ビール列車はちょっとデザインが変更されました。
蛍光イエローの帯が連なる様になったほか、協賛が(一社)長崎県物産振興協会に。
おでん電車は変わらず?
協賛は長崎かんぼこ王国、長崎西洋館、十八銀行、モダンプロジェ、三和酒類。
※実は協賛の社名が変わった塗装があるんです。
この辺りの変化の境目の資料が無いのでご存知の方がいらっしゃればコメントなどにて是非。
2018年
またまた納涼ビール列車はちょっとデザインが変更されました。基本的なデザインはそのままですが、協賛が株式会社モダンプロジェに。
おでん電車の方は変わらず?
2019年
またまたまた納涼ビール列車のデザインが変更されました。とういうか全く別物に。
マスコットキャラである「ながにゃん」がお目見えしました。きっとこのデザインで続くのだろうと思っていたと思うんですが……
2020年
そう、コロナ禍です。
感染予防のために密閉された場所にとどまらない、集まらない、そして黙食。
まさにこういった社内での飲食イベントが開催できなくなりました。
せっかく登場した「ながにゃん」のビール列車も活躍の場が大きく奪われて……
ついでにいえば200形207がモダンスタイルにリニューアル工事が行われました。
そう、イベント列車「あかり」となったんですよね。そのため例年のように蛍光イエローだったり、美味しそうなおでんがデザインされた車両はもう見ることが出いなくなりました。寂しいような気も。
2023年~
コロナ禍も落ち着いてきてイベント列車も少しずつですが通常開催されるようになりました。
1990年代の資料を是非
なにしろ一人で製作からサイトの記事書いて維持管理、もちろん本業の仕事と家事育児も含めて1日18時間稼働くらいの勢いで頑張ってまして、
当然ながらあれこれ資料探す時間と手が足りないんですよね。
もしよかったら1990年代~2000年代前半の写真、もしくは資料あれば是非教えてくださいね。
(公式の100年社史は確認済み)
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