実は先日の車両基地ジオラマが結構な反響を呼んでおります。
印刷するだけのシートなんですけれども、これを使うと本当に鉄道車両が生き生きとしているように見えてきます。
やはりペパクラ車両ではなくジオラマとしても楽しめるコンテンツは求められているのか?と思ったり。確かに情景作って飾るのも楽しいですしね。
ケーブルカーが好き
話は変わって実は私、ケーブルカーが妙に好きなんです。何故かはわかりませんけれども。
おかげで日本全国のケーブルカーを良くペーパークラフト化しています。(ただ資料が乏しいのであんまり進んでませんが)
おそらく日本は広しと言えども、一般の電車と同一縮尺でペーパークラフト化している人は他にはいないはず。きっと。
ただケーブルカー。斜面を走行しますので傾いているんですね。
そもそも平面を走ることがありませんので斜め向きのほうが都合がいいというわけなんですけれども。
ですのでこうやって真っ平らな場所へ置くと…どうもしっくりこないんです。やはり斜面でないと。
例のごとくA4用紙で作る
というわけで今回はケーブルカー路線のペーパークラフトを作ってみたいと思います。
前回の車両基地と同じようにA4用紙1枚に収まるように。
イメージは春~初夏
イメージは新緑から梅雨くらいの時期。苔や草が一気に生い茂ってきて、緑の回廊のようになるころあいです。
斜面の立体物に草や植物っぽいテクスチャを張っていきます。ちなみに線路は過去に作った台座用のデータを流用。
余談ですが草テクスチャは先日に息子と公園へ遊びに行った時の写真を使ってます。
この写真の芝の部分を適当に切り出して……
緑色の図形を「覆い焼き」で重ねることでそれらしい緑の草むらに。
単調になりますので散布ブラシを使って線路脇に生える大きめの草葉を描いています。
使用ソフトはIllustrator。
サッと組み立てて
まずはこちらの展開図を作ってみてくださいね。
展開図をダウンロードしましたら用紙に印刷します。可能であれば厚めの用紙を使ってください。ヨレてしまいます。
構造自体は非常に簡単なので組み立ても容易です。パーツが大きいですしね。
しっかり乾かしたら完成です。
見上げると、山
試作品ですので斜面部分にもロゴが入っています。
側面はレンガ積みや石垣のテクスチャにしても良かったかもしれませんね。
試しに1両乗せてみた例。
本来、ケーブルカーは単線ですれ違う区間だけ複線になっているものですが…
今回はケーブルカー以外の情景にも使えるという事で複線にしてあります。
そうそう、横にあるスペースはそのままでもいいでしょうけれども、何か植栽をしてみるのも面白いかも。鉄道模型用の樹木ですとかちょうどいいサイズです。
結構いい感じになります
物凄く単純なペーパークラフトではありますが、こうやって情景っぽく車両を置いてみるとなかなかサマになったりします。
2両のすれ違いシーンなど。
全て紙製ですけれども、雰囲気が出ていると思いませんか?
例えば下の台紙部分を使わず、三角形の斜面部分だけ使うという手も。
これからも情景シート増やしていく可能性アリ
なんとなく面白さを感じる簡単な情景シート。
鉄道模型ジオラマというと難しくて大掛かりと思えますが、こうやって紙一枚だけでも本当にサマになるんですね。
皆さんにはその楽しさを、まずは簡単なものとして味わって欲しいなーと思っています。
そしてゆくゆくは鉄道模型としてステップアップしてもいいでしょうし、もちろんペーパークラフトを自作するという方向でも。想像力と工夫で可能性は無限大です。
A4サイズの台座に好きなレイアウトシートと車両を載せて情景を簡単に作る…なんてのも面白いのではないでしょうか。
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