サイトを運営していく上で各ページの需要の計測は必須。
ということで各ページが何回見られたかといったアクセスカウンターを設置しています。またGoogleが提供する機能としてアナリティクスというものがありまして、これを使うことである程度のユーザー分布を知ることができます。
ということであくまでもお遊びと、そして個人的な主観から鉄道車両趣味の深さを分類してみました。※あくまでも非常に軽いネタで。
深さ0 新幹線 都市圏発着の特急 大手私鉄の新型電車
鉄道の代名詞と言えるような、そうそうたる顔ぶれが揃う「層」ですね。新幹線とか各社の誇る特急列車とか。
メディアの露出も多く、それぞれ単独で地上波のゴールデン帯で特番やコラムが組まれるほど。また夕方などのニュース番組でもその登場が紹介されますので知名度としては抜群です。
グッズも公式、サードパーティ製含めてたくさん出ております。
絵本や書籍では表紙を飾るのがまさにこのグループですね。
ママ鉄・パパ鉄「知ってる」
鉄ファン「知ってる」
深さ1 観光地の鉄道・都市圏近郊や大手私鉄の電車・貨物機関車
深さ1の違いで大きく変化する、まさに大陸棚とも言うべき層となります。知っている人とそうでない人が大きく分かれる範囲といいましょうか。
そこそこ有名な観光地の鉄道ですとか、
都市圏から伸びる近郊路線の電車とか
旅行好きだったりすると鉄ファン以外でもご存じの方は多いのでしょうけども、そうでない場合は「なんとなく見たことあるかも」という感じにとどまってしまいそうです。
機関車についてはやはり好きな子どもさんが多く、また「桃太郎」とか「レッドサンダー」といった分かりやすい愛称がつけられていることも知名度に影響しているようです。
メディアの露出は多く、行楽シーズンのTVニュースではほぼどこかの鉄道が映されます。またドラマの1シーンでも(踏切や高架下のシーンが多いですが)よく見かけますよね。そういう意味では「どっかでみたことある」人が増えていく要因なのかもしれません。
本や書籍としても特集コラムが組まれたり、関連グッズも多数ありまして好きなものを選べるグループとなります。鉄道模型としても定期的に再生産されるような定番商品と言いましょうか。
ママ鉄・パパ鉄「知ってる(うーん、〇〇系?)」
鉄ファン「常識」
アクセス数としては上に比べると一気に減ってしまいます。といっても数百単位ではありますけれども。
イメージとしては「お子さんのために何か知ってそうなものを作ってあげる」というようなシチュエーションが多いのかも。
深さ2 大手私鉄の通勤車両・中小私鉄の現行車両
どんどん深くなってまいります。
この辺りになると「形式」が特に絡んでくることとなります。
よく似た形状の通勤電車も多数ありますし、また複数の編成で運用される特急列車……例えば「南海の特急サザン」ではなく「南海の10000系サザン」みたいなものもあります。
メディアの露出も減ってきますが、そこはやはり現行車両ですので旅番組やロケ番組の1シーンでTVでも見かけることができます。
また何度も言いますが「現行車両」ですので絵本に写真が載りますし、youtubeにも動画はたくさん。
お子様向けの公式グッズも充実していたりするので「食器から靴下、カバンまで」、まさに〇〇鉄道フル装備にすることも可能に。
ママ鉄・パパ鉄「知ってるかも」
鉄ファン「常識」
深さ3 地方ローカル線(譲渡車含む)・大手私鉄の車両(番台違い)・貨車
この辺りに来ると鉄道ファンと非鉄ファンの知識のギャップが大きく開いてくる頃合いになります。
例えば地方ローカル鉄道の気動車を見た非鉄ファンが一言、「あ、電車だ」とか。
JR四国の8000系を見て「四国に新幹線あるんだ」と聞こえた場合に
鉄ファン「いや、それは違うんだ!」と(心の中で)説明したくなるかどうかの境い目でしょうか?
大手私鉄では製造式による差異なども気になってきます。〇〇番台とか製造時期、更新工事で大きく違ってくるものも。貨車では特にその傾向が顕著かもしれません。
鉄道車両としてのメディア露出は頻度は少なくなりますが、逆に地域ローカル局の現地ロケ番組や旅番組、(BSや深夜含む)や地域のケーブルテレビでは比較的によく取り上げられたりしています。
ママ鉄・パパ鉄「本に載ってた気がする」
鉄ファン「常識」
深さ4 国鉄車両・蒸気機関車・寝台列車
SLに寝台列車、国電というと鉄道趣味としては大きなジャンルではありますが、すでに現役から退いてかなりの時間が経過していることもあって年代による温度差が大きい分野かなーとは思っています。例えば一定の年齢以上であれば誰でも「ブルートレイン」は知っているわけですが、若い世代にとっては「ブルートレイン?」になってしまうわけですよね。
余談ですが蒸気機関車についてもD51が有名すぎて他のSL全てが「デゴイチ」と呼ばれる傾向なんかもあったりして。
この分野の鉄道ファンは知識としては深く掘り下げていく必要が出てきまして、鉄道ファンの間でも年齢層や専攻ジャンル、「浅く広く型」と「深く狭く型」の違いによってギャップが出るのもこの分野。
客車の系統はわかるけど番台区分までは分かんない…とか。
ちなみにこの分野は熱心なファンが多い事から、昭和のドキュメンタリ番組(BSやCS)が多かったりします。また各ジャンルの書籍や文献がありますので幸いにも深く潜りやすいジャンルと言えるのではないでしょうか。グッズは多数あるものの蒸気機関車のグッズの大半がD51とか偏りは多め。
ママ鉄・パパ鉄「デゴイチとブルートレインは知ってる」
鉄ファン「常識(年齢や分野でギャップあり)」
深さ5 臨海鉄道・専用線・保線車両
鉄道ファンの中でも更に深いのがこの層になってきます。何しろ用意にアクセスできる情報が極めて少ないのです。
一方でSNSや同人誌など、非常に熱心に発信してくれる鉄道ファンのおかげで「自分から動けば知ることは出来る」ジャンルでもあります。
なお当サイトとしてはこの分野のアクセス数は非常に少なく、旧サイトでも公開1年でダウンロード数が一桁とかいう車両もありました。検索してみつけるというよりも、「サイト内を眺めていたら見つけた」というような感じで来られる方が多いのでしょうか。
もちろんコアな鉄道ファンとペーパークラフトを欲しがる層とは異なる点も考慮しないといけませんけれども。
単体でのメディアの露出はほぼ絶望的。映り込むとラッキーなくらい。
私もどうしても作りたい保線車両の形状がわからず、辛うじて写っていたニュース動画をコマ送りで確認しながら作ったこともあります。
一般販売される書籍も数は少なく、むしろ同人誌のほうが知識量も種類も充実しているような気がします。あとはもう、「知りたいなら自分の足で探す」というイメージ。
ママ鉄・パパ鉄「なにそれ」
鉄ファン「(守備分野以外は)なにそれ」
最後に
そんな”深さ”が鉄道趣味の良さなのかもしれませんね。
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