スモークサーモン。
そのままでも。スライスオニオンといっしょに食べるとさっぱり。
あるいは濃厚なドレッシングでサラダ風に。
バケットに乗せたり、パンにはさんだり。酢飯に乗せるとサーモン寿司に。
すごくおいしい料理なんですが、でもこのスモークサーモン、普通に買うと高いというか、あんまり入ってないんですよね。
いっぱい食べたい!
特に私がサーモン好きだからかもしれませんが、スモークサーモンをいっぱい食べたくなる時があります。
そんな時はどうするか。作るのです!
お金が無ければ!作る!!
燻製とは
燻製は大きく分けて2つあります。
冷たい煙を使う冷燻と、厚い煙を使う温燻。
冷たい煙を使うものは食材に火を通さないメリットがありますが、いぶす時間がややかかります。温薫は加熱調理みたいなもので一気に、ガッツリといぶします。ただし火が通ってしまいます。
どちらもスモーカーというか専用の燻製器と木材チップが必要だったりするんですが、実は紅茶を使う事でフライパンでできるんですね。
フライパンで燻製!
ただし燻製の匂いが付きますので、多少汚れてもいいような中華なべやフライパンが必要です。
あと中皿の代わりになるようなバーベキュー網も。
それさえ用意できれば非常に簡単な材料で燻製を行うことが可能となります。
方法は簡単。
1、サーモンを下処理
マジックソルトを振る!
キッチンペーパーで水気を吹いたサーモン短冊にマジックソルトを振ります。
風味のためですので、塩コショウだけでもいいかもしれません。
2、アルミホイルに紅茶(ティーバッグでOK)とコーヒーシュガーを広げる
アルミホイルの上にティーバッグの中身を広げましょう。今回はリプトンの紅茶を使用。
端っこを切って、中身をガサッと出します
次はコレ、グラニュー糖。コーヒーシュガーとかスティックシュガーというものですね。分量は適当です。
この砂糖が焦げることで煙を出すわけですね。ですので普通の砂糖を使います。カロリーオフとか人工甘味料の場合は上手くいかない可能性があります。
これはお好みで。バジルが好きなので少し使いました。他のハーブがあれば、お好みで使ってみても。
3、混ぜたらフライパンの上に
砂糖と紅茶の葉が焦げることでスモークしますので、煙が均等に出るように混ぜます。
といってもガシガシ混ぜる必要はありません。
混ぜたらアルミホイルごとフライパンの上に置きます。
出来れば鍋肌と密着するように、上から押さえるなどしてアルミホイルを平らにします。あと砂糖と紅茶を軽く広げます
4、網の上に具材をおく
バーベキュー網の上に先ほどのサーモンを置きます。水気が非常に出ているのであればペーパータオル等で拭いておきましょう。煙を吸って酸っぱくなります。
チーズ(溶けるのでアルミホイルを敷く)やウィンナー等も一緒に燻製してもいいかも。
具材を置いたらいよいよ燻製していきます。
5、強火で2~3分、様子を見てふたを開ける
トロ火だとサーモンが焼き鮭になってしまいますので、強火で一気にいぶします。
生っぽい方がお好みであれば、短時間で一気にいぶします。
コンロの火を付けたら紅茶の様子を注意してみておきましょう。
加熱が進むとホツホツという感じに溶けた砂糖が沸騰し、煙が出るのが分かります。
このホツホツという沸騰が始まったらフライパンの蓋をして煙を閉じ込めます。早めにフタをすると火が通りすぎてしまいますし、逆に遅いと煙が逃げてしまいます。
「お、煙出てきたなー」と思うくらいが一番いいタイミングかもしれません。
蓋をしたところ。砂糖が焦げているのが分かりますでしょうか。
フライパンの中は煙がいい具合に充満しています。
★真っ白になるほどは煙は出ません
2分くらいスモークしたところ。水蒸気が出てきたということはサーモンに火が通りだしたわけですから、いったん火を止めます。
私は半生っぽいのが好きなので、少し待ってから蓋を開けるようにします。
出来上がり!
ドタバタして写真を撮る暇がありませんでした。出来上がりがこちらになります。
油が乗って非常においしそう!
ウィンナーとチーズ。ガッツリ燻製ではないのですが、煙の香ばしい風味が移っていてとってもいい香りがします。
この燻製チーズとウィンナーは子供の大好物です。
切り分けて盛り付けて食卓へ!
そのままでももちろんおいしいですし、レモン汁をかけてアッサリでも。数百円のサーモンでガッツリと食べられるスモークサーモンが出来ました!
もっと突き詰めるなら燻製器を
今回はある意味、簡略化した燻製方法ではありましたが、もちろんもっと本格的な燻製でも家庭でも楽しむことが出来ます。
例えばこういった燻製キットを使う方法や、加熱式のスモーカーなんかも販売されています。失敗無く作る場合はこういった製品を買うのもいいかもしれませんね。
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