【雑記】約80cm超のペーパークラフトが作れるかも?大判プリンターの夢

写真:EPSON

大判プリンターの夢

大判プリンターって皆さんご存知でしょうか。

普段、目にすることが多い印刷サイズってA4(約21×30cm)が大半ですよね。学校なんかだともう少し大きいB4(約26cm×36cm)プリントもあったりしますけれども。
それよりも更に大きな、一般にはA2以上の用紙印刷可能なプリンターを総じて大判プリンターと呼んでいます。

以前はプロジェクトやデザイン分野向けのものが多かったのですが、近年はインクジェット方式の大判プリンターの低価格化が進んでいまして小売店などのポスター印刷用に導入される事例も増えているようです。

 

ペパるネットも以前からこの大判プリンターに注目していまして、ヤフオクなど中古機含めて価格推移や出物がないかチェックしています。

やはり大きい印刷物がそのまま出来る点が素晴らしく、従来のように継ぎ接ぎせずとも1個のモデルが完成させられる点は何事にも代えがたい魅力を持っています。
ただやはり業務機だけあってハードルは高く……特に金銭面。最近はかなり低価格化が進んでいますけれどもね。

 

10万円台で大容量インク方式

大判プリンターって大きな用紙に印刷するわけですから、当然ながらインク代が掛かります。業務で使うにしてもそこはやはり削減したい……ってことで少し前からインクボトル方式で、そして本体価格も比較的に安いプリンターも出てきました。

エプソンのA1用紙(84×54cm)プリンタ

例えばエプソン。

私は同社のエコタンクプリンター(PX-M630TW)を使用していますが、それをそのままA1用紙サイズまで大きくしたものとなります。

実勢価格は11~18万円くらい。

高っ!と思えますがA1プリントのポスターが34円(SC-T3150X)で可能です。
ちなみに同じエプソンの非エコタンク機なら104円(SC-T3150N)。ランニングコストは約3倍差。本体価格は約4万円差。
数十円の差ではありますが、多量に印刷するなら逆転します。

インクタンク式は染料インクですが維持費が圧倒的に安く、カートリッジ式はインクがやや高いですが顔料インクなのでくっきり。

どちらを選ぶかは使用量や想定する用途次第でしょうか。

 

CanonのA1用紙(84×54cm)プリンタ

Canonからも当然ながら大判プリンターが出ています。

imagePROGRAF TC-20」という機種が2023年に出まして、こちらは用紙サイズはA1ノビまで対応。
インクコストはポスター印刷で約104~134円ですが、本体価格がなんと11万円台とエプソンのSC-T2150に匹敵する低価格に。

顔料インクなのでクッキリとにじまない印刷ができるのも良いようです。

 

EPSONもCANONもどちらも同価格帯でのコスパが非常に高いのが特徴とも言える機種ですよね。

 

ペーパークラフトでは大判プリンターってどうよ?

大判プリンターを使うメリット

  • 一度に大きなサイズのペーパークラフトを印刷することができます。
  • ペーパークラフトのデザインや細部の表現が細かい場合でも、高解像度で印刷できます。
    作成したペーパークラフトは、見た目が美しく立体的に仕上がります。
  • プリントアウトしたペーパークラフトのパーツを切り抜く手間が省けるため、制作時間が短縮できます。

これはもう大きい用紙なので当然ですが迫力ある大きなサイズのものが一度に作れます。

A1(84cm×59cm)という大サイズを使うため、当サイトのペーパークラフトで言えば単純計算で8倍。縮尺で言えば最大で1/24スケールぐらいの103系ができそうです。

【作る】家庭用のA4プリンターで超巨大なペーパークラフトを作ってみる
実験的に、ですが 実はふと思いついたことが有りまして、家庭用のA4プリンターで巨大ペーパークラフトをどこまで作れるのか試してみました。 ちなみに完成品がこちらになります。 そもそも近年は大きな用紙サイズのプリンターが販売されています。それも...

これが1/40スケール。大人の指先から肘くらまいでのサイズになります。
ってことでこの更に倍サイズって考えれば両手で抱えるレベルの大きさになりそう。

うぉぉ、楽しそう!

 

 

大判プリンターを使うデメリット

  • 家庭用プリンターよりも大型で高価なため、所有コストが高くなります。
  • 大型のプリンターを設置する場所が必要で、スペースが限られている場合には困難です。
  • インクの消耗が早くなるため、インク代が高くなることがあります。
  • 紙の対応サイズが大きい分、紙代が高くなることがあります。
  • 大きい印刷に耐えられるだけの印刷データを作る必要があります。

ただ、用紙が大きくなるという物理的な面からのデメリットが目立ってきます。特にランニングコストについては当然ながらA4用紙よりも大幅に増えてしまうことに。

あとは大きく印刷できるということは細かい部分まで描画しないといけないということ。印刷で潰れるからといって省略していた部分、例えばリベットやボルトなどの描画もそれだけ重要になってきます。

 

結局、個人運用はハードルは高いよね

ってことで導入へのハードルは金銭的、精神的含めてかなり高め。
趣味道具としての本体11万は決して高くはないんですけれどもね。買ってどこまで使うかと考えれば持て余しちゃうかなぁ、と。
とはいえ夢はありますけれどもね。

 

なお、いっそオンデマンド印刷という手もあります。
こちらはA1サイズの厚手マット紙カラー、送料含めて1部で約3,000円。大判プリンターを買って維持していくことを考えれば……アリかも?

 

そのうちにネタとして103系6両くらいつなげて5m!というようなアホなことしたいものです。夢ではなく。

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