実は昨年まで(というか旧サイトでは)、当サイトのペーパークラフトとそのリンクを一覧表にした「カタログ」を、サイト維持費へのカンパを募る目的で有料配布していました。
(なお、現在は販売終了していますが旧カタログはほぼそのまま使用できます)
こんな感じに車両側面のイラストと説明文、あと展開図のページへのリンクを記載した一覧表のようなカタログでした。
このカタログはあくまでも各ページへの動線のために作ったわけでして、閲覧端末はパソコンやスマホを想定して作っていました。
デジタルカタログを印刷というアイデア
実は先日、このデジタルカタログの有効な利用法として「印刷してクリアファイルに閉じる」というアイデアを教えていただきまして。
確かに子どもが見るにはスマホに最適化したものより、ファイリングして冊子にしたほうが圧倒的に扱いやすいのですよね。
デジタルカタログとしてスマホ適応にしか目を向けていなかったのでこれは盲点でした。
言い換えれば印刷すれば約5400種収録の鉄道図鑑(イラストですが)が出来上がるわけなんですよね。これはワクワクします。
印刷向けカタログ計画始動
幸いにも、元となるアイコン画像や一覧の表データはあります。
これを印刷するために変換していくことで簡単に実現できそうな気もします。
が、なんと言っても巨大なファイル。一筋縄には行きません。
最初に試したのがGoogleスプレッドシートのデータをそのまま印刷レイアウトにすること。
一番ラクな方法なんですけれども、サイズ的にかなり厳しいというか途中でフリーズしてくれました。画面が暗転したまま。高スペックPCならもっとサクサク変換してくれるのかなーと思いながら強制終了。悲しい瞬間です。
印刷できるくらいに細かく分割も考えましたが断念。
2番目はマイクロソフトのOffice Excelを経由する方法。
オフラインで使える表計算ソフトならサクサク動くんじゃない?ということでマイクロソフトのエクセルを使用。スプレッドシートをそのまま貼り付けちゃいます。
が、ここには大きな盲点が。
Excelを使った事がある方はわかると思うんですが、IMAGE関数がないんですよね。セル内に画像を押し込める方法が(簡単には)出来ないのです。
また画像のようにそのままスプレッドシートの内容を貼り付けるとレイアウトが崩れます。各画像もただ乗っかってるだけなので並び替えも不可。編集しにくいというデメリットが大きすぎて断念。
3番目。HTMLファイルにしてからスプレッドシートに貼る方法。
なんとも面倒なんですがGoogleスプレッドシート側で各行にレイアウト用のHTMLを書きまして、それをテキストファイルに貼り付け。
.htmlなどに拡張子を変えてブラウザで開いたら内容をGoogleドキュメントに貼り付け。これで上手くいきました。
なお、これだけだと改ページタグがないので手作業でレイアウトを調整していきます。
割付印刷で冊子化
前回、この記事にしましたように、
プリンターには基本機能で「割付印刷」というものがあります。
設定などは各社で異なります。なお上はエプソンのスマホアプリの画面です。
割付印刷は1枚の紙に複数ページを自動で縮小して配置してくれるので本当に便利な機能です。
これを行うことで文字や画像は小さくなりますが紙の節約だけでなく後述しますように冊子化も容易となります。
割付印刷した場合のレイアウトはこんな感じに。
画像にすると分かりにくいですが2ページが見開きで印刷されるというレイアウトになっています。
つまりは真ん中で2つ折りにすると両面印刷と同じようになるんですね。しかも普通紙でも裏写りのない印刷が可能となります。
というわけで小冊子作ってみた
例えば学校行事の冊子を作るとき、こんな感じに二つ折りのプリントを表紙に挟んでホッチキス止めした思い出はありませんでしょうか?
表紙は余った厚紙を使っています。それらしくなるのでオススメ。
あくまでも簡易の製本ですので雰囲気としては「遠足のしおり」みたいな感じ。
しかもA4用紙を使ったのでその半分、A4サイズになってしまいますがそこは目をつぶって頂いて。
普通紙ですけど案外と良い感じに仕上がります。
ページ番号なども入れるとそれらしくなるかもしれませんね。その辺はこれからの作業課題ということで。
カタログ頒布予定です
この5400種予定の鉄道図鑑というかカタログ(印刷タイプ)ですが、
完成しましたらBoothなどの販売プラットフォームを使って頒布予定です。サイトの維持費確保のため是非ともお求めいただければ幸いです。
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