ペーパークラフトでE5系新幹線「はやぶさ」を作ってみた

登場時はその独特のカラーリング…とくに「新幹線は白」というイメージでしたので、SNSでは賛否両論の意見が飛び交ったのを覚えています。

もちろん今ではもうはやぶさはこの色でなければならない!と言われるほどに定着していますのでデザイン戦略は大成功でしょう。

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JR東日本 E5系 新幹線 「はやぶさ」

 

 

1/72サイズの大型モデルになります。全長35㎝くらい。大きいサイズということで設計に余裕ができたため、先頭部がそこそこですが組みたてやすくなっています。
必要に応じてのりしろを細分化(切れ目を入れる)ことで、より形状にフィットするように接着できます。

E5系は車体の曲面と運転席の曲面、台車部分の曲面…とそれはもう複雑すぎる形状でペパクラ化には非常に苦労いたしました。何しろペーパークラフトとして、子供でも組み立てやすいものとして作らないとダメですから。

なお、これを含めて当サイトのペーパークラフト展開図の設計にはCADや3DCGはほぼ使用していません。使っているのは定規とコンパス。あと何度も組み立てること。非常にアナログな方法をとっています。
FUSION360と3Dプリンターで簡易ではありますが日用品やパーツ作成していますのでCADを全く扱えないわけではないのですが……なぜかペーパークラフトだけはアナログ手法のほうがしっくりきます。

 

 

アナログにこだわるのはデフォルメしやすいというからかもしれません。独特の形状は3DCGではソフトによって簡単に再現できます。でもそれをそのままペーパークラフトにしようとすると非常に難解でバラバラなものになってしまいます。そこで手作業で形状を簡略化したり、直線的な組み合わせにする必要があります。それが結構大変なんですね。

 

 

 

台車カバー部分の膨らみをどう再現するか…は非常に悩みました。公開していたバージョンによってはいっそ省略してありますが、今回は簡単な形状ですが別パーツ化しています。これも組み立てながらのアナログ手法ならでは。

 

 

 

 

大きいサイズですのでA4用紙2枚をつなぎ合わせています。少し切れ目が目立ちますがいかがでしょうか。

 

SONY DSC

 

 

後ろから。ゆるやかな車体の膨らみを再現しました。多少の無理が利くのは紙という素材ならではです。

 

 

簡単ではありますがコンクリート製のスラブ軌道の台座も作ってみました。そのうち公開予定。新幹線はこちらの台座のほうがいいですね。

 

 

E5系といえばE6系とペアにされることが多いですよね。実際に連結して運用されています。

なおE5系はフル新幹線規格。一方のE6系はミニ新幹線規格。ということで車両規格が違いますので必然的にサイズも異なります。

 

全長以外にも幅もこまちの方が小さくなっています。縮尺上、ペーパークラフト上ではごくわずかですが。こうやって並べてみると一目瞭然ですね。

鉄道模型ですと壊れやすくて、また高価ですので子供が手に取って遊ぶのはどうしても難しいものです。どもペーパークラフトでしたら材料費・印刷費だけですと1車両で50円くらいです。自分で作ることも出来ますし、何より凹んでも折れても簡単に修復できます。破れたらセロテープでも。

そういう点でもペーパークラフトは教材としても可能性を秘めているんじゃないかと思っています。

 

紙の選定はいろいろ難しいところでもありますが、先頭部の曲面がありますので0.13mmのプラスのマット紙をお勧めします。発色が非常にいいのではやぶさのような色合いの車両にはうってつけかも。

なお腕に自信があるのであれば光沢紙も面白いかもしれませんね。

 

雑記
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