鉄道用語辞典「あ行」

鉄道院、鉄道省の時代の貨車の種別記号。油の「ア」から油槽車(タンク車)のこと。今は「タ」。

アーノルドカプラー

鉄道模型で一般的に使われる連結器のこと。ドイツのアーノルド社によるもの。扱いやすいものの車両感距離が長くなるので改造して付け替える人も多い。

あかべぇ

会津地方のゆるキャラ。郷土玩具である張子「あかべこ」がモチーフ。磐越西線のラッピングデザインにも登場。

会津鉄道 AT700形

アコモデーション

座席や空調設備、照明などの内装のこと。

JR東日本 167系 田町アコモ車

アコモ改造

内装などのアコモデーションを更新した車両のこと。機器や外装より内装のほうが痛みが早いので、車両を目一杯使う意味でもアコモ改造が行われることが多い。

JR東日本 167系 角型ライト・田町アコモ車

アスパン

蒸気機関車で燃えたあとの石炭灰が落ちる箱のこと。

国鉄 C62形 2号機

アプト式鉄道

急勾配の山岳地帯で使用される鉄道。軌道に設置された歯車によって列車を駆動し、急な坂道でも運行が可能です。アプト式はカール・ロマン・アプトが発明したものを差す。

鉄道省 EC40形

あぼーん

「壊れる・破壊される・消去する」といった意味合いのネットスラング。かつてインターネット掲示板でよく見られた言葉。もはや死語。事故などで障害が発生した時に「あぼーんした」などと言われた。

客車の等級記号。「イロハ」のイで一等車。等級制が廃止されたので今は呼ばれることはない。

イケ線

西武池袋線のこと。ちなみにGoogle検索ではちゃんと公式サイトの「池上線(各駅情報)」が出てくる。

西武鉄道 10000系「ニューレッドアロー」

イゴナナ

JR東海に在籍していたEF58型157号機のこと。2008年3月31日付で除籍、その後は「リニア・鉄道館」で展示。

国鉄 EF58形 一般色

イゴマル

JR西日本に在籍していたEF58形150号機のこと。引退後は京都鉄道博物館に保存展示されている。

国鉄 EF58形 一般色

いずっぱこ

伊豆箱根鉄道の愛称。「伊豆箱根→伊豆箱→いずはこね→いずっぱこ」

伊豆箱根鉄道 3000系 2次車

いもむし

名鉄3400系の愛称。丸みを帯びた車体の見た目から。年代によって色が変わり、赤イモムシ、青イモムシと呼ばれることも。

インターシティ

都市間高速列車のこと。ビジネス特急。欧州では一般的。国内では新幹線がそれに当たるのかも?

バングラデシュ国鉄 AC客車 インターシティ色(Bangladesh railway AC wagon)

貨車の用途を表す記号で「豚積車」のこと。昭和初期までは加工されず生きたまま輸送されていたことから「家畜車」が重宝されていた。

ウィンドウ・シル

鉄道車両の窓の上下にある帯状の金属板のこと。補強目的で設置されていた。ウィンドウ・ヘッダー

ウグイス

国鉄が制定した塗装色のこと。山手線のラインカラーでもある黄緑6号。

JR東日本 E231系500番台 山手線

ウソ電

写真の色調を変えたり、合成する事で架空の鉄道車両を作ること。ジョークとしてだけでなく、自分で考えた鉄道事業用に作られることも。

ウテシ

運転士のこと。ネットスラング、ではなくれっきとした用語。類義語に車掌(レチ)。

ウヤ

運転休み(ウンテンヤスミ)。運休のこと。国鉄時代から使われています。

ウルトラマン

神戸電鉄3000系の愛称。ウルトラマンらしい赤と銀色のカラーリングに由来。

神戸電鉄 3000系 旧塗装

かつて使用されていた救援車の用途記号のこと。

エドモンソン券

いわゆる切符の規格名。3cm×5.75cmというサイズでA型券とも呼ぶ。長さ違いでAからDまであるが、日本で使われるのはA型のみ。

エメラルドグリーン

青緑色の車両塗装色のこと。常磐線の色。

JR東日本 103系 常磐線

エルム

上野から札幌までの臨時寝台特急列車のこと。

エンドウ

模型メーカーである株式会社エンドウのこと。HOゲージ模型メーカーとして有名。

お立ち台

いわゆる有名だったり良い写真が撮れるポイントのこと。

安全側線

主線から分岐しており、脱線などの事故発生時に列車を安全に停止させるための軌道。

案内システム(旅客案内システム)

駅や列車内で乗客に情報を提供するシステム。到着案内、運行情報、観光情報などを提供し、利用者の利便性を高めます。

案内軌条式鉄道

地面に埋められた案内軌条に沿って走行する鉄道。ガイドウェイと連動し、正確な位置決めで運行する特徴があります。

埼玉新都市交通・ニューシャトル 1010系

磯コン

ISO規格コンテナ、海上コンテナの愛称。「ISO=磯」より。

40ft 中国外伝 国際海上コンテナ

一軸台車

車両の台車が車軸1本に支えられる構造。曲線通過時の安定性が高く、狭いカーブに適しています。

有田鉄道 ハイモ180形
有田鉄道 ハイモ180形基礎データ■全長 12m 全高 3.3 全幅 2.4m■軌間:1067mm■最高速度:65km/h■運用・登場年:1984年10月6日■廃止・引退年:1993■製造数:1両■電力方式:-■台車:一軸台車FU30D/T■機関(エンジン・電動機):日産ディーゼル製PE6Hディーゼルエンジン■制御・変速:液体式(SCAR0.91A) 1994年に樽見鉄道から譲渡された富士重工業製...

一等車

列車内の座席クラスの一つ。広い座席や高級な設備が提供され、快適な旅を求める旅客に利用されます。

鉄道院 イ50形 一等車

一日乗車券

1日中、特定のエリアや路線で何度でも乗車できる切符。観光地や観光列車で便利に利用されます。

一般形車両

一般的なデザインや設備の鉄道車両。座席クラスや利用目的に合わせて様々なタイプが運行されます。

一般人

鉄道ファン以外の人の総称。非鉄とも呼ばれる。

引き上げ線

駅のホームから離れた場所に、車両を停車させたり保管したりするための軌道。

雨ガエル

東急の旧5000系の愛称。ミドリ色で丸いぷっくりした姿がアマガエルのように見えることから。

東急電鉄 5000系(初代)

渦電流式ディスクブレーキ

鉄道車両のブレーキの一種で、渦電流を利用して摩擦を生じる方式。高い制動力と耐久性を持ちます。

JR西日本 700系 新幹線 B編成「のぞみ」

渦電流式レールブレーキ

鉄道車両のレール上に設置されたブレーキ装置。渦電流を利用して制動力を発生させ、車輪とレールの摩擦を利用します。

ドイツ鉄道 403形 「ICE3」(DB Type 403 ICE3)

運休

列車や交通機関の運行が一時的に中止される状態。メンテナンスや災害などの理由で発生します。

運行系統

鉄道やバスなどの交通機関で運行される路線やルートのまとまり。方向や目的地ごとに区別されます。

運送契約

乗客と運送事業者との間で成立する、乗車券の購入と運賃の支払いに関する法的な契約。

運賃

乗車券を購入するために支払う料金。距離やクラスに応じて異なる料金が設定されます。

運賃改定

鉄道や公共交通機関の運賃を変更すること。経済状況やサービス内容に応じて運賃を見直し、調整される場合があります。

運賃箱

駅やバス停などで、乗客が運賃を支払うために設置された箱状の装置。乗車券やカードを投入することで運賃が収受されます。

運賃表

運賃の料金体系や距離ごとの料金を示した一覧表。乗客が適切な運賃を確認するのに利用されます。

運賃表示器

駅や車内などで、運賃や運行情報を表示する装置。乗客に正確な情報提供を行います。

運転会

鉄道模型の車両や線路を持ち寄って模型の走行を楽しむこと。個人やサークルでの集まりで行われます。

運転間隔

列車などの運行間隔。一つの駅を出発して次の駅に到着するまでの時間の間隔を指します。

運転士

鉄道車両や交通機関を運転する担当者。安全な運行を確保し、乗客の安全を守りながら運行します。

運転指令

列車運行を指揮する指令。安全かつ効率的な運行を調整し、運転士に指示を出す役割を担います。

運転整理

列車の運行を効率的に調整する作業。運行ダイヤを組み立てたり、運行計画を最適化する役割を担います。

運転停車

列車が駅などで一時的に停止すること。乗客の降り入れや乗車を行います。

運転保安

鉄道運行において安全を確保するためのルールや規定。安全な運行環境を維持し、事故を防ぐための取り組みが含まれます。

運転理論

鉄道運転における基本的な理論や原則。運転士の訓練や運行計画の立案に活用されます。

運輸安全マネジメント制度

交通機関が安全な運行を維持するために設ける管理体制。事故予防や安全対策を組織的に行います。

営業キロ

鉄道路線の距離を表す単位。駅間の距離を計測し、運賃計算やダイヤ作成に用いられます。

営業係数

運賃計算において、所要時間や利便性などを考慮して運賃を調整する係数。経路ごとに異なる場合があります。

列車が停車して乗客の乗降を行う場所。交通機関の拠点であり、情報提供やサービスも提供されます。

駅コード

鉄道駅を一意に識別するためのコード。時刻表や運行情報で使用され、正確な駅の特定に役立ちます。

駅ナカ

駅の建物内部にある商業施設やショッピングエリアのこと。利用者に便益を提供します。

駅ナンバリング

鉄道駅に番号を付けて識別するシステム。列車や案内などで利用され、効率的な運行を支援します。

駅ビル

駅施設の建物全体。切符売り場や待合室、商業施設などが含まれる。

駅員

駅での案内や切符の販売、運行調整などを担当する鉄道職員。

駅撮り

駅で列車の写真を撮る行為のことです。今その時の時勢や雰囲気も残せるため、将来的に貴重な資料となることも。海外では禁止されていることもあるので要注意。

駅舎

駅の建物や施設の一部。乗客の快適な待ち時間を提供するための施設が設けられます。

駅前広場

駅の出入り口や周辺に広がる広場。アクセスや待機スペースを提供し、駅と周辺地域を結ぶ役割を果たします。

駅長

駅の管理者で、運行調整や安全管理、乗客サービスの責任者。地域の鉄道拠点を統括します。

駅弁

駅構内で販売される食品や弁当。地域特産品や観光名物などが提供され、鉄道旅行の楽しみとなります。

駅務員

駅内での案内や乗車券の販売、運行業務などを担当する鉄道職員。

駅名標

駅の名前や行き先を示示す掲示物や表示板。乗客に正確な駅名や行先を示し、迷わないように案内します。

沿線開発

鉄道や交通路線の周辺地域を、商業や観光、住宅などの発展に資するように計画・開発する取り組み。

煙管

蒸気機関車の部分で、熱された空気が流れる管。これによりボイラー内の水が蒸気に変わる。

煙室

蒸気機関車の煙突の下の部分。ここで熱された空気が集まり、外に排出される。

応荷重装置

応荷重装置(おうかじゅうそうち)とは、鉄道車両に取り付けられる装置で、乗客数や貨物量などに応じて車両の搭載荷重に合わせて駆動力やブレーキ力を調整する役割を持ちます。この装置は、加速時には電気駆動車において主電動機へ流れる電流を制御して、車両の荷重に応じて一定に保ちます。また、減速(ブレーキ)時には、車両の荷重に応じて電気ブレーキ力と機械ブレーキ力の両方を調整し、常に一定の減速度を確保するよう制御します。

乙種輸送

危険物や特定の有害物質などを鉄道で運搬する際の区分。適切な取り扱いと安全性を確保するための規定が適用されます。

鉄道模型のメーカーであるマイクロエースのこと。旧社名であるアリイに由来。

赤丸

列車最後尾に取り付ける赤色の反射板のこと。今でも貨物や甲種輸送の場合にみられる。

赤電

特に昭和時代に活躍した赤色の鉄道車両の愛称。西武など有名。一方、京急は赤電とは言わなかったりする。

三岐鉄道 801系 「赤電」

先頭車のこと。

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