本日ですがかなり大きなニュースが報じられました。
個人的には松本零士氏といえば銀河鉄道999。
良く再放送されていたのを記憶しています。
ストーリーとしてはかなりビターというか大人向けな部分もありまして、そして冒険活劇的なワクワクと、かなり考えさせられると言うか、設定してはなかなかグロいような子供心には結構怖かったシーンが多かった思い出があります。
友達がエネルギーコアにされちゃったりとか、アンドロイドが引きつけられて最後に身投げする最後とか。鮮烈な印象を与える名シーンが多かったイメージがあります。
そして享年85歳。まだまだ現役のクリエイターだったと考えれば、ある意味で早すぎるお別れだったとも。
実大の鉄道へ与えた影響は多大
ちなみに銀河鉄道999はその世界観から数多くの人々を魅了し、そして実際の鉄道へ多くの影響を与えました。というか鉄道車両がある種のキャンバスでだったのだと思います。
当サイトで作ったものを含めてリストアップしてみました。
肥薩おれんじ鉄道
肥薩おれんじ鉄道の銀河鉄道999の列車。これぞ松本零士の世界というようなまさに宇宙をイメージしたラッピング。
西武鉄道
当サイトとしてペーパークラフトとしては作っていませんが、西武鉄道も2016年に銀河鉄道999のラッピング車がありました。メーテルの長い髪が細長い電車の形状とイメージがマッチしていますよね。
https://www.seiburailway.jp/file.jsp?news/news-release/2016/161027gingatetsudou999kinenjyousyaken.pdf
北九州モノレール
こちらも銀河鉄道999。プレスリリースで淡い色彩っぽく見るんですが、撮り鉄さんの写真では深いなんとも言えない色彩でこれはすごく格好いいデザイン。
北海道りくべつ鉄道
保存鉄道としても、北海道りくべつ鉄道のCR70形とか。元・北海道ちほく高原鉄道。
車体にはサインが描かれています。
上信電鉄
こちらも「銀河鉄道999号」をモチーフにしたもの。非常に目を引くラッピング車でラッピングの最終運行の際には多くのファンが見学に訪れたとか。
https://www.joshin-dentetsu.co.jp/images/tetudou/ibent/samitto999rinji.pdf
伊賀鉄道
伊賀鉄道の忍者列車も有名ですよね。
ニンジャトレインとして海外のSNSでも取り上げられたりしました。
泉北高速鉄道
格好いいイメージが多いキャラクターの中でも、可愛いキャラクターの「ハッピーベアル」列車もあったりして。こちらは児童施設ビッグバンのラッピング車とも言える存在です。
一方でフロンティア号も。
京丹後鉄道(北近畿タンゴ鉄道)
映画の広告ですが宇宙戦艦ヤマトのラッピング車も。シルエットのようなヤマトは威風堂々たるもの。
またこれ以外でも鉄道イベントに参加されたり、近未来的な船をデザインされたりとその活動の幅は驚くほど広かったようです。
日本の鉄道SFの世界観を形作った存在
SFと鉄道といえば、おそらくほとんどの人は銀河鉄道999を思い浮かべるはずです。リアルタイムで見たことがない人が多いにも関わらず、この知名度の高さと考えると、まさに日本のSF作品の世界観を作り上げた偉人とも言えるのではないでしょうか。
(そういえばドラえもんでも銀河鉄道999をモチーフにしたかのようなサイハテの星への話がありましたよね)
先生はお亡くなりになられましたけれども、作品はこれからも生き続けていくと考えれば……
もしかするとそれは銀河鉄道999の作中で出てくる「永遠の命」と「有限の命」の深層に繋がっていくのかもしれませんね。
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