【雑記】鉄道車両の全長について:20m級が多い?最長と最短の車両は何?

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本日は、鉄道車両の全長について調査してみました。
我々の日常に欠かせない鉄道車両ですが、そのサイズは様々です。ここでは、全長について詳しく見ていきましょう。

元にしたデータは当サイトで利用というか、14年間に渡って作りためたデータベース。
途中、様々な人にもお手伝いいただいたことでデータの厚みが非常に増しており、感謝しかありません。

で、そのデータベースを使って全長ごとの車両の数量をグラフにまとめました。このグラフから、鉄道車両の全長の分布が確認できます。

このグラフから、鉄道車両の全長は様々であることがわかります。
しかし、特定の長さの車両が多く存在することが見て取れます。これは、車両の設計や製造、運行において、ある一定の長さが最適とされているためかもしれません。

 

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国内で20m級電車が多い理由

海外では26mというような大型の客車が多かったりしますが、一方でラッシュなどが問題視される日本国内では鉄道車両は最大でも20m止まりです。
その20mという理由は以下のような要因があります。

プラットホームや駅

日本の鉄道駅の多くはそれぞれの路線にあわせた長さの鉄道車両に合わせて設計されています。特にホームドアなどはそのいい例ですよね。既存の駅舎やプラットホームが最適化されているため、乗降のスムーズさや安全性を確保することができます。

曲線半径の制約

日本の鉄道路線は比較的狭い地域に密集しています。そのため、曲線半径が短い区間も多く存在します。長い車両を運行すると、曲線通過時に車両が接触する可能性が高まります。
20m程度の車両は、曲線をスムーズに通過することができるため、安全性を確保するために採用されています。

線路、レールの制約

日本の駅は多くの場合、プラットホームがカーブしていることがあります。このような駅では、曲線区間の通過において車両の一部がプラットホームに干渉する可能性があります。20m程度の車両は、このような駅構造に適しており、干渉を最小限に抑えることができます。
また車両が大きくなると重量が増し、線路への負担が大きくなってしまいます。

これらの要因から、日本国内では鉄道車両の長さが20m級がちょうど良いことが多いです。
ただし、一部の特定の路線や新幹線などでは、より長い車両が導入されている場合もあります。

 

さて、話は変わって最も長い車両と最も短い車両は何でしょうか?
あくまでも「手持ちのデータベースの中」からでありますけれども、それを見つけることができます。

 

最も長い短い車両は??

一方、最も短い車両は「西武鉄道 MC0649型 レール運搬トロリー」で、全長はわずか2mです。この車両は保線用トロッコの上にレールを吊り下げるクレーンを設置した保線車両です。2台を1組として運用され、25mレール、やPCマクラギ等の運搬に使用されます。

ちなみにこういったトロリー車は各鉄道会社とも保有しており、現場に応じた改造が行われていることが多いので全長という点ではかなり曖昧だったりします。

営業用として考えれば黒部峡谷鉄道のEDV形などの機関車が相当するかも。こちらは約6.9mです。

最も長い営業用車両は??

国内に限って言えば、「1両」単位での最大は国鉄シキ700形貨車になりますでしょうか。
シキ700は日本国鉄の大物車で、1961年に製作されました。超大型変圧器を輸送するための貨車で、最大積載重量は280トンにもおよび、狭軌鉄道史上世界最大の貨車として知られています。

車両全体の車軸総数は28軸というもので、制裁時は最大で47.84mに達します。

ただし1982年に除籍、のちに解体されたため現存せず……。残念。

 

長さに着目するのも楽しい

これらの車両は、鉄道車両の全長の範囲を示す良い例です。
それぞれの車両がなぜその長さになっているのか、設計の背後にある理由を考えるのも面白いでしょう。

なお、この記事はChatGPTの新しい機能である「code interpreter」を使って作成しました。
データベースとなる元データをワタシて分析を依頼することでグラフを作ってくれるというわけなんですよね。これは便利。

ただ、やっぱり盛大に嘘をついてくれるので盲信してしまうのは非常に怖いなーと思いました。

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