総合検測車導入による検査の車上化
画像:JR西日本 プレスリリース
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/211027_03_dec.pdf
JR 西日本は、2020 年10月にグループデジタル戦略を策定し、一つの軸として「鉄道システムの再構築」に取り組んでいます。
その大きな柱である CBM※への挑戦において、当社ならびに他会社エリアの在来線架線検測を実施している電気検測用交直流電車(クモヤ 443 系)の置換え用車両として、総合検測車(DEC741)を導入します。
JR西日本 プレスリリース
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/211027_03_dec.pdf
電気式気動車のメリットを最大限に
先日にもニュースになった電気式気動車のDEC700をベースにした総合検測車が登場だそうです。
DEC700はエンジンで発電し、それで得た電力で走行します。回りくどいように思えますが、エンジンというどこでも発電できるものと、モーターという制御しやすい動力機を組み合わせたもので世界的には結構、標準的な方法だったりします。もっとも、採用されるのは機関車が多いですけれども。
このDEC741系は電車と気動車の両方のいい部分、つまり架線がなくても走れるとか、エンジンを止めなければならない部分でもバッテリー走行可能だとか、運用路線が限定されないということで特にこういった検査車両ではメリットが非常に大きいと言えるでしょうか。
クモヤ443の置き換え
そうそう、このDEC741系の登場で今まで活躍してきたクモヤ443は引退となるようですね。
丸い先頭形状から人気のあった事業用車ですけれども、流石に車齢が46年ということでこれ以上は厳しい様子。
長年に渡って線路の安全を支えてきた車両だけに名残惜しい気もしますけれども。
ペーパークラフト
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