いわゆる赤字路線といわれる大糸線。その活用と活性化にむけた協議会の通常総会が5月24日に開催されることが発表されました。
大糸線活性化協議会では、JR 大糸線(糸魚川駅~信濃大町駅)の活性化を図るとともに沿線地域の振興に寄与することを目的に、関係自治体と鉄道事業者が相互に連携し利用促進に関する取組活動を推進しています。
この度、令和5 年度の通常総会を以下のとおり開催します。
日 時 令和 5 年5 月24 日(水) 午後 1 時30 分~(1時間程度)
過疎化進む路線の活性化案は…
大糸線の問題は単なる過疎化だけではなく、周辺地域の人口減少や交通手段の多様化などの要因によるものかもしれません。
まずは、地域住民や関係団体、自治体などと連携し、地域全体での交通需要の分析と将来展望を行うことが重要……ってのは良く割れる言葉。実際にはそこが難しいでしょうけれどもね。
例えば観光資源の活用。自然環境に囲まれた美しいルートを通っていますので、この特徴を活かして観光資源としての価値を高めることができます。
例えば、周辺の観光地や温泉地との連携を図り、観光客を呼び込むためのパッケージツアーやイベントを企画することができます。
また、トレッキングやサイクリングなどのアウトドア活動を促進するための施設や情報提供もその一環として効果があるかもしれません。
地域振興との連携
大糸線沿線の地域振興と連携することで、利用客の増加や地域経済の活性化が期待できます。地元の特産品や地域文化を活かしたイベントや催しを開催し、地域の魅力を発信する取り組みが重要です。
さらに、地域産品を利用した駅弁や列車内の販売など、地域資源を活用したサービスの拡充も検討しましょう。
交通連携の最適化
大糸線の利便性を高めるために、いっそ他の交通手段との連携を図ることも重要です。パークアンドライドですとか、バスやタクシー、自転車シェアリングなどとの相互乗り入れや乗り換えの容易化を検討し、利用者にとって便利な交通ネットワークを形成することで交通需要を喚起できるのかもしれませんね。(文:はるか)
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