毎年この時期になると受賞はどれ?とワクワクするローレル賞とブルーリボン賞。その2つが決定したとニュースがありました。
ブルーリボン賞、ローレル賞とは
簡単に説明しますと
ブルーリボン賞は「鉄道友の会」の会員の投票によって選ばれた最優秀車両に贈られる賞です。
一方、ローレル賞は投票により得られた結果を基にして選考委員が決定する賞、となっています。
ブルーリボン賞は近鉄「ひのとり」
鉄道友の会選定 2021年ブルーリボン賞・ローレル賞決定
鉄道友の会(会長 須田 寬、会員約3,000名)は、近畿日本鉄道80000系をブルーリボン賞(最優秀車両)に、また、東日本旅客鉄道E261系および東海旅客鉄道N700Sをローレル賞(優秀車両)に選定しました。なお、ブルーリボン賞は第64回、ローレル賞は第61回となります。
鉄道友の会選定 2021年ブルーリボン賞・ローレル賞決定 – 鉄道友の会
2020年は魅力的な車両が数多く登場した年でしたが、やはり際立って目立っていたのはブリーリボン賞を受賞した近鉄「ひのとり」ですね。
明るく爽やかな「しまかぜ」とはまた異なる、落ち着いたシックなデザインの実車はただただ感嘆するばかり。
ちなみに「しまかぜ」もブルーリボン賞を受賞していますので、近鉄特急の人気の高さが伺えるかもしれません。
ローレル賞はE261系「サフィール踊り子」とN700S系
一方のローレル賞、こちらも特急列車から「サフィール踊り子」「N700S」が選ばれました。
E261系「サフィール踊り子」
サフィール踊り子は伊豆方面への観光特急として登場した電車で、デザインの優秀さだけでなくINTEROS(インテロス)と呼ばれる制御・モニタリングシステムを採用しています。従来より高速・大容量のモニターが可能になっているとのこと。
N700S系
N700S系は皆さんおなじみのN700系新幹線の最新モデルになります。デュアル・スプリームウィング形状と呼ばれる非常に複雑な曲面の先頭形状により空力性能を大幅にアップしているのが特徴です。
また機器の高性能化・小型化により車内空間も広く(というか機器配置がより柔軟に)なっているのも選出の理由なんだとか。
まとめ
もちろんこれ以外にも魅力的なものがいっぱい、JR北海道のH100形ですとか、つくばEXPのTX3000形とか。新しい車両がたくさん登場した年でした。
惜しくも受賞を逃した鉄道車両も多いものですけれども、「推し」の鉄道を応援していきましょう!
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