北朝鮮が「鉄道ミサイル」を発射

つい昨日に北朝鮮がミサイルの発射実験を行ったというニュースが報じられましたが、どうやらそのミサイルが「専用列車」によるものだということが明らかになりました。

北朝鮮「鉄道ミサイル」の発射映像公開 能登半島沖に落下のものか

北朝鮮の朝鮮中央通信は16日、新設された「鉄道機動ミサイル連隊」が、15日に中部の山岳地帯から800キロ先の標的を攻撃する射撃訓練に参加したと報じた。同日発射された弾道ミサイルとみられ、報道は今後も発射を繰り返すことを示唆した。

同通信によると、鉄道機動ミサイル連隊は、15日未明に山岳地帯に移動して訓練を実施。日本海上に設定した標的を正確に攻撃したという。列車からミサイルを発射した写真も配信した。

朝日新聞 R3.9.16 
https://www.asahi.com/articles/ASP9J2RWGP9JUHBI003.html

 

理にかなった”ミサイル搭載”列車

実はミサイルランチャーを貨車へ搭載するという考えは、冷戦時代のロシアですでに実用化されています。
好きな場所へ迅速へ移動できること、そして民間の列車に紛れてしまえば攻撃しづらくなるという大きなメリットが有りまして、特に冷戦時のアメリカはその対応に苦慮していたとされています。

搭載量が限られる…というか1本しか載せられないというデメリットは「核」という弾頭によって帳消しになる弱点でもあります。恐ろしいことですが。

 

今回北朝鮮が発表した写真には、列車から打ち出されたミサイルが写されています。

画像:朝鮮中央通信

軍事機密ですので詳細は一切明らかにされていませんが、ニュースや論評を見る限りはロシアのイスカンデル型ミサイルであるようです。

 

というわけで想像イメージ

列車の側面像はまペーパークラフト製作で慣れたもの、ということで報道などから推測できるイメージを描きました。

下は比較のためのロシアRT23形の核弾道ミサイル列車。

RT23形(23m)に比べて今回発射された北朝鮮ミサイル(イスカンデル型なら7m)は比較的に小さいらしいので、車列も層の分だけコンパクトなのかもしれませんね。

あと前後に報道写真では前後に貨車が1両ずつ見えます。おそらくですが電源車、そして操作員室と制御機器を搭載した車両であると推測されます。

 

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