いきなりですが。
当サイトはお子さんでも作れるようにできるだけ簡単に設計したペーパークラフトがメインだったりします。でも、やはり「ちょっと頑張って作りたいなー」という事があると思います。きっと。
まずは作例
そんな「ちょっと頑張りたいとき」のためのペーパークラフトを作っていこうか?というのが今回の企画になります。
たとえばこちら。お馴染みの国鉄DD51形機関車ですね。テーブルの上に置いて撮っただけなんですが、いい具合に反射して格好良く、映える写真となりました。
台車周りもなかなかしっかり立体的に見えると思いませんか?
サイス比較のために缶コーヒーと。
縮尺は少し大きめ、1/85にしてあります。鉄道模型でいうHOくらいのサイズといえますね。
扉や窓も切り抜いて2層に…とか思っていたんですが、作業時間が大幅に伸びそうだったのでそこは省略。そこは皆さんのこだわりにお任せということで。
また、近鉄の新型車両の比較。
手前の小さいものがいつもの1/120サイズ。奥の大きいものが1/85サイズになります。こんなに大きさが違うんですね。
いつものシンプルで四角い箱タイプのペーパークラフトも良いのですが、少し頑張って作る細分化タイプされたものもいい感じだと思いませんか?
動画を見ていただければわかるのですが、紙の断面をマーカーでしっかりと塗っています。つまり白い余白をできるだけ見えないようにすることでペーパークラフトらしさを減らしているわけなんですね。
カラーマーカーというとコピックなどの画材を思い浮かべますが、ペーパークラフトのように少し塗るだけでしたら安価な水性ペンでも全く問題ありません。
ただ色合いを合わせたほうが良いので60色とか80色入のマーカーペンを買っておくと便利です。普通のお絵かきや色塗りでも使えますしね。(下に色が染み込むので下敷きは必須です)
過去には大きいサイズのペーパークラフトとして1/72サイズで公開していたこともあります。あのサイズは迫力あって良かったのですが、少し大きすぎたのもありまして…
今回は程よい大きさを目指すということで1/85くらい。いわゆるHOサイズにしました。
でもやっぱりシンプルに
近年、エンタメ分野でも「時短」がトレンドになっているのはご存知でしょうか。
例えばこんなニュースがあります。


どちらも出来るだけ早く結果を知りたい、手に入れたいという欲求によるものなんだと思います。
この風潮は鉄道模型でも同様です。
かつては手を加えて初めて完成に近づける、あるいはキットを買って自分で作らなければならなかった昔に比べ、今ではほぼ完成された姿で、かつバリエーション豊かな商品をみることができます。しかもネット通販やフリマアプリを使うことで希少な商品でもお手頃な価格で、そして最短で翌日に届く時代になっています。
この時短トレンドについては「我慢が足りない」とか「腰を据えてやるべき」みたいな意見も多いように見えますけれども、私としてはこの膨大な情報の海となった社会が続く限り、時短という流れは変えられようもなく…なので、そういうもんじゃないかなーなんて思ったりしています。
と、「時短」から大きくハズレたことを長々と書きそうなのでここまで。
話を戻しますと、当サイトとしても少し頑張るペーパークラフトとはいえ、今の時短トレンドに合わせてシンプルなものを提供していきます。
- 2時間ほどで完成できること
- 形状は簡単に(出来上がりが予想しやすい)
- パーツは少しだけ細分化(立体感を増すため)
という、いつものペパるネットの製作ポリシーそのものですね。それに合わせて立体化していきたいと思います。
あくまでもサイトのメインは「簡単に作れるもの」ですので、今回の”少し頑張った版”はサブ的な扱いとなります。
どの車両を対象にするかは秘密です。お楽しみに。
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