叡山電鉄は2025年、開業100周年を記念して新たな観光車両「舞(まい)」をデビューさせるとの発表がありました。
画像:叡山電鉄
https://eizandensha.co.jp/wp-content/uploads/sites/2/2025/09/news_2025.09.19-3-1.pdf
いわゆる最近のトレンドでもある「和柄」テイストなデザインなんですけれども、これがまたいい感じで。

プレスリリースによれば、「着物をまとって旅をするような特別な時間の提供をコンセプト」「京都洛北の四季折々の風景を伝統的な着物文様で表現」としているとのこと。
春の桜、夏のアジサイ、秋のもみじ、冬の南天……ということで沿線の花をモチーフにしているわけですね。
デオ700リニューアルの集大成
もともと叡山電鉄では2018年から700系車両のリニューアルが進められているのは皆さんご存知の通り。
「ひえい」とか有名ですけれども、
それ以外の一般車もこんな感じにおしゃれなカラーリングとなっています。
で、今回。その集大成?として新しい観光列車「舞」が登場したというわけなんですよね。
ちなみに「舞」は2両編成化されており、車体からしてかなり大掛かりな改造となっているようです。

ちなみに形式名はベース車両のデオ700系……ではなく、100周年にちなんで「100系」となるとのこと。
内装も凄いぞ
内装もかなり手の込んだものとなっているようです。
画像:叡山電鉄
こちらも実車の公開はまだなのであくまでプレスリリースでの感想ですけれども
- 京都の伝統と文化を象徴する「着物」に着想を得た内装デザイン
- 壁面は伝統柄、座席は帯
- スタンションポール(握り棒)は簪(かんざし)、つり手は髪飾りといった着物小物
- 床やつり手には木調の素材
ということで、インバウンド層を意識したものとなっているのかなーと思いました。
かんざしのスタンションポールはちょっと見てみたい。
この辺りは9月27日の「開業100周年記念イベント」でお披露目が行われる予定だそうですので、そこで詳細や実物のイメージが報じられるのかな―と期待しています。
そもそも叡山電鉄、観光名所が多くてシーズンによってはかなり混雑する路線です。
で、近年は更に訪日外国人客が激増しており、輸送能力がひっ迫しているというニュースもありました。

今回のリニューアル。1両編成であったデオ700を2両編成化させ、輸送力アップさせるいう目的もあるのかもしれませんね。






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