モバイルバッテリーや充電器でおなじみのメーカー、「Anker」。
最近では3Dプリンターも出したりとか、結構色々なものを作ってるなーという印象があります。
が、さすがにUVプリンターは斜め上すぎた。
個人的なイメージで言えば「モバイルバッテリーの会社」なんですよ。
そこが予想斜め上以上のプリンターに参戦っていうね。
ただただ驚いているというか、それ以上に個人的に思いっきり刺さったツールで凄く盛り上がっています。
(※買えるとは言っていない)
早速ですがニュースをまとめますと、
「アンカー・ジャパンは2025年5月22日、3Dテクスチャ表現に対応したパーソナルUVプリンター EufyMake UV Printer E1を発表した。
同社によると3Dテクスチャ対応UVプリンターとしては世界最小のコンパクトサイズを実現しながら、従来の産業用UVプリンターに匹敵する高品質な印刷性能を個人ユーザー向けに提供する製品となっている。
価格は税込329,900円で、2025年秋頃からAnker Japan公式オンラインストアおよび直営店での販売を予定している。
Anker公式:プレスリリースより抜粋、要約」
というもの。
ちなみにこの記事は案件でもなくPRでもなく、
ただただペパるネットが「うぉぉ、スゲー!!欲しいぞコレは!!」となった勢いだけで書いた個人の日記となります。
凄いところばかり
で、何が凄いって、UVプリンターって今までは業務用レベルのもにしか無かったんですよね。
そもそも工場や事業所に置くようなデカい筐体に、特別なインクを使って、なんならメーカーの保守契約も結んで、とか。お値段もエントリーモデルですら百万円超というような。
それがEufyMake UV Printer E1だと33万円。しかも卓上に置けちゃうというね。大きさは他社(産業用)の90%小型化。90%になった!じゃなくて90%の縮小ですからね。つまり大きさ10%。
「個人向けに最適化した画期的な製品」と言われるのは納得なレベルです。というかスゲー。
そもそもUVプリンター、UVインクを吹き付けてUVライトで瞬時に硬化させるという方式のため、今までできなかった立体的な厚みの表現も出来るんですよね。
そして瞬時に硬化するということは、例えばガラスや金属にも吹き付けて固めることが出来るという、つまり印刷できちゃう。
立体印刷も可能!!
趣味界隈では気になるのは最大5mmの立体的な凹凸を印刷できる3Dテクスチャ表現機能ではないでしょうか。木目などのザラつきも立体で印刷できるとかなんとか。
つまりですよ。こういう電車で良くあるコルゲートやビード…車体の補強で付けられる横の波板が印刷で再現できるということなのでは。しかもフルカラーで。
他にも屋根上機器の配管といったものも「カラーで印刷」できるとなれば、ユーザーは印刷物をシールのようにペタっと貼るだけで立体化できちゃう。なんなら、屋根全体を一体で印刷して作ることも??
ペパクラ的に言えば、今まで掛けなくなったボールペンでなぞってエンボス加工してるのとか、複数の用紙を重ね張りして厚みを再現してたのが印刷だけでOKとなるかもしれないというわけで。こりゃスゲェ。
なお、高さ方向は最大5mm、ガンプラやNゲージの縮尺で考えれば「実物で75cmくらい」のものまで再現できる。これは模型用の道具として見てもかなり夢があるんではないでしょうか。
もちろん3Dプリンタのようにシャープでエッジの立った印刷ができるわけではないでしょうけどもね、遊べる・使える幅はかなり大きそう。
ホワイト印刷も!!
あと、こちらも模型寄りの話ですが、EufyMake UV Printer E1は「ホワイトインク」もあるんです。
つまり裏面に白塗りした透けないデカール、なんなら白文字だけのデカールが作れちゃう!
かつてアルプスのMDプリンターという家庭用で特色印刷可能なモデルがありました。MD5500持ってましたよ……
あれ、キャリッジエラーで途中でカセット掴めず印刷止まるんですよね。センサー拭いたりしてご機嫌取りながら印刷するやつ。あとテープカートリッジにも相性があって、「ここに入れるとダメ」みたいなのが結構あって。でも白や金銀の印刷可能というのは凄く魅力的で便利でした。
アルプス電気からは後継機種もなく撤退、他社含めても家庭用で特色印刷可能なモデルは市販されていません。
そこで出てきたEufyMake UV Printer E1。
かなり高精細な印刷も可能なようなので、デカール作りたいと考えている方にとっても朗報なのかも。
EufyMake UV Printer E1 製品仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
サイズ | 約590×250×407mm |
重量 | 約20kg |
最大プリントサイズ | 約420×300mm |
解像度 | 最大1440dpi |
3Dテクスチャの厚さ | 最大5mm |
対応素材 | プラスチック、紙、皮革、木材など300種類以上 |
インク種類 | シアン/マゼンタ/イエロー/ブラック/ホワイト/クリア |
気になる価格と販売予定は?
EufyMake UV Printer E1の販売価格は税込329,900円。UVインクカートリッジセットは別売りで、税込29,990円での提供予定とのこと。
販売開始は2025年秋頃を予定しており、Anker Japan公式オンラインストアおよび直営店「Anker Store」などで購入可能。
なお、5月22日よりKickstarterの配送地域に日本が追加され、クラウドファンディングでも展開されている。
結論:欲しい
と、ペパるネットとしても思いっきり刺さるプリンターであるEufyMake UV Printer E1。
これまで手の届かなかったカテゴリのプリンタ(立体表現や白色の印刷可能)を個人ユーザー向けに落とし込んできたと言えば、ワタシと同じように凄く驚いて、かつ喜んでる人は結構多いのではないかなーと思います。
お値段は約33万円という設定は決して安価ではなく、「よし買おう!」と勢いだけで突撃できるものではありませんけども、本気で模型に取り組んでいる人や、もしくは収益化出来るようなスキルやアイデアがある人ならばむしろ「安い」レベルなのではないでしょうか。
もちろん、これで他社も追随し、また部品やインクの最適化がもっと進んでいけば。
今の3Dプリンタのようにすぐに変えるお値段に落ち着いてくるのかなーと、期待しています。
ってことでそのための貯金ッスよ!
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